ペット仏壇・仏具の専門店として、2008年の創業以来、累計15万人以上のペット供養のお手伝いをしてきた「ディアペット」が、
ペットの火葬や葬儀、ペット供養、ペットロスなど、ペットの旅立ちにまつわることを、専門店ならではの視点でお伝えします。

ペット仏壇・仏具の専門店として、2008年の創業以来、累計15万人以上の供養のお手伝いをしてきた「ディアペット」が、火葬や葬儀、供養の仕方など、ペットの旅立ちにまつわることを、専門店ならではの視点でお伝えします。

ペットロスのお悩み「新しい子を迎えたらペットロスはなくなりますか」

ペットロスの癒し方

ペットロスの苦しみを軽減するためのひとつに
「新しい家族を迎えること」が挙げられることがあります。

いまペットロスを抱えている方からしたら
「また飼えばいい」と言われているような気持ちになり
よけいに悲しい気持ちになってしまう方もいらっしゃるかもしれません。

ここでは、新しい家族を迎えることについて
少し考えてみたいと思います。

新しい子を迎えること

最愛のあの子が居ない悲しみを抱えているのに
「また違うペットを飼えばどうですか」と言われると
とても傷つきますよね。

あの子はあの子。
唯一無二の存在で、代わりは居ません。

同じ「犬」「猫」「うさぎ」「ハムスター」・・・
動物というくくりで考えたら代替可能かと思われてしまいますが、
人と同じように、同じ存在は他にはいません。

そんな当たり前のことがわかってもらえない・・・
そう思うのも無理のないことだと思います。

しかしながら、
新しい子を迎えたらペットロスが癒された、
という方もいらっしゃることも事実です。

なぜペットロスが癒されるのか

ディアペットに集まるご家族さまにお話を伺うと

・お世話しなければならない存在が出来て、
悲しんでばかりではいられなくなった
(良い意味で、あの子のことを忘れられた)

・生きがいができた

・あの子を迎えた頃のことを思い出し、
悲しみが愛おしい思い出に変わった

・あの子にしてあげられなかったことを
この子にしてあげたいと思う

など、新しい家族の存在が生きる力になり、
旅立った子に対しても悲しみより愛おしい気持ちが
勝るようになってくることが多いようです。

悲しみが癒えないこともある

しかしながら、中には悲しみが癒えない、
むしろ苦しみが助長された、という方もいらっしゃいました。

あの子への愛が深すぎて
新しい家族と比べてしまい
「○○ちゃんの方が賢かった」
「○○ちゃんの方が可愛かった」などと思ってしまう、とのことでした。

これでは、新しい家族も可哀そうです。
お互いにとって、良いことはありません。

この方は、まだ自分の中で新しい家族を迎えることを受け入れる前に
ご家族が迎えてしまったために、このような気持ちになってしまったそうです。

最後に

言うまでもなく、ペットは悲しみを癒すための道具ではありません。
新しい家族を迎えたらペットロスが癒える、というものではありません。

しかしながら、ペットという存在は愛おしく、かけがえのないものです。
それにより生きがいを感じたり、前向きな気持ちになれることもあると思います。
生前のあの子に向けた愛情を次の命につないでいくことは素晴らしいことです。

ご自身の中で、運命の出会いがあれば、また家族を迎えることを考えてみてもいいかもしれませんね。