ペット仏壇・仏具の専門店として、2008年の創業以来、累計15万人以上のペット供養のお手伝いをしてきた「ディアペット」が、
ペットの火葬や葬儀、ペット供養、ペットロスなど、ペットの旅立ちにまつわることを、専門店ならではの視点でお伝えします。

ペット仏壇・仏具の専門店として、2008年の創業以来、累計15万人以上の供養のお手伝いをしてきた「ディアペット」が、火葬や葬儀、供養の仕方など、ペットの旅立ちにまつわることを、専門店ならではの視点でお伝えします。

茶虎猫ちゃんが虹の橋を渡りました 死別体験記  ~保護猫家族様の場合~

2020-07-06ペット 死別体験記

千葉県にお住まいの保護猫家族様よりお寄せいただいた
茶虎猫ちゃんとの死別体験記です。

初代の猫、名はチャッピーです。
生後1月半で江戸川区の保護団体さんから預かった茶虎の男の子です。
元気な子で、生後10ケ月から、リードを付けてお庭に、徐々に外を散歩した、近所では有名なヒモ猫でした。
一度、鰯ハンバーグをつまみ食いして死にかけましたが、病院で懸命の治療をし、恢復しました。
年をとってジャンプはできなくなったのですが、私に膝の上に乗せて貰うのが大好きな甘えん坊でし
た。それでも天気が良ければ、私と一緒にお散歩するのが常でした。
亡くなる3、4日前からのお散歩で、それまで廻ったことのある場所を、全て歩きました。
永遠の別れが近いことを悟り、名残を惜しんでいたのかなと思います。
2年前、別れは、突然でした。
その30分前まで、私とお散歩に出て、家に帰ってから私の膝の上で寝てました。それが「ギャー」と悲鳴を上げて、一瞬で死んでしまいました。
16年11ケ月の命でした。
もう、何が何だか分かりませんでした。
亡くなる前、あと20日ほどで私は仕事をリタイアする予定でいたので、「2人のんびり歳とって、一杯散歩しようね。毎日一緒だよ、楽しみだね」と
言っていた矢先のことでした。楽しくも訳の分からぬ思い出を、沢山たくさん私の家族にくれたニャンでした。
亡くなった夜は、大好きだった息子のベッドに寝かせ、翌日、荼毘に付しました。
それから2ケ月、悲しくて辛くて、たまりませんでした。
そんなとき、ふと空を見上げたら、雲がニャンの形をしていて、「元気出して。また、猫たちと暮らしてね。保護猫たちを幸せにしてね」と私に語りか
けてきたように感じました。
それで、調布の保護団体様から、6才の茶虎の女の子を譲渡して頂きました。名は、以前から「チャーちゃん」と呼ばれていたそうなので、そのままチ
ャーちゃんです。先代と顔も姿も名前も似てます。
元気に暮らしました。ポンポンが大好きで、夢中になって遊びました。尤も、やがて飽きちゃいましたけど。
けどチャーちゃんは、6月23日、朝10:20に、突然、寝ていた押し入れの中で「キー」と悲鳴をあげて、亡くなりました。先代チャッピーと同じ
ように、全く突然の別れです。私の家族になってから2年、8才の命でした。
先代を亡くして辛かった私に、ぬくもりと励ましを一杯くれた猫でした。
先代との突然の別れで「きょう在ることが、あすも在ると思うな」と心に刻んで、毎日大事に可愛がってきました。旅立たれた後のことも、一応考えて
はおりましたが、またもや突然のことで、悲しくてなりません。
今、我が家には、もう1猫います。4才で、とても可愛い顔をした白三毛です。
この子は、昨年1月中旬から、うちの庭に住み着き、5月に内猫にしました。
偶然、付近の保護団体の方を知り、その方がTNRした猫だったので、歳が判りました。チロと名付けました。
チロはとても怖がりなんですが、うちの庭に来てから、ガラス越しにチャーちゃんと顔馴染みになり
ました。チロとすれば「この家にはニャンがいるから大丈夫かな」と思ったんでしょう。
4月上旬には完全に懐いておりました。
言わば、チャーちゃんが招いた猫です。
そのチャーちゃんは、私の家族とチロを残して、足早に空へ昇りました。
でも、うちの猫たちは、なにかしら繋がっております。これから残された人生、チロちゃんを大切に
大事な家族として、チャーちゃんの分も慈しみます。
ペットは、愛する大切な大切な家族です。でも、その命は、人間よりも短く、私たちより先に旅立ちます。生きているうちから、別れの来る日を覚悟し
た生き方、愛し方を、忘れてはなりません。また、亡くなった時にどうするか、そのことも考えておきたいものです。
現実的には、火葬費用も掛かるし、ペット霊園に墓を立てると数十万円も掛かります。私のように歳が行ったら、自分の死後の事も考慮すべきです。
永代供養墓は、息子達が守ってくれるか、大事なことでしょう。
では、かけがえのない時間をくれたペット達に、「ありがとう」の言葉を贈り、おわります。

 

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