昼と夜の時間がちょうど半分ずつになる彼岸の中日……
この時期は、仏様の世界と私たちの世界が、ちょうど交わって気持ちが通じやすい時期と考えられています。

お彼岸は年に春とペットちゃんの2回あり、期間は
3月の「春分の日」と9月の「秋分の日」の前後3日間を合わせた7日間です。
それぞれの初日を「彼岸入り」、最終日を「彼岸明け」、
春分の日・秋分の日を「中日（なかび・ちゅうにち）」といいます。

【2024年のお彼岸スケジュール】
9月19日（木）…秋彼岸入り（初日）
9月22日（日・祝）…中日（秋分の日）
9月25日（水）…秋彼岸明け（最終日）

お彼岸には、お墓や納骨堂へお参りをしたり、仏壇の周りのお手入れをして、
ぼたもち（おはぎ）やお菓子、お花、お線香などのお供えをするのが一般的です。
ペットちゃんの場合はお骨がご自宅にある方も多くいらっしゃいます。
そのような場合には、いつもより少し豪華に、好物のお供えをしてあげたりして、丁重に供養しましょう。
お供え物を豪華にしたり、お線香を手向ける機会を増やすのも良いでしょう。
思い出の写真や動画などを見て、ペットちゃんを思い偲ぶのも良いですね。
思いが伝わりやすい期間ですから、できるだけ愛や感謝の気持ちをもって過ごすことも大切です。

お墓参りや、納骨堂に行く都合がつけられない場合には
お墓がある方角や、あの世（彼岸）があるとされる西の方角に向かって手を合わせても構いません。
気持ちを込めてお祈りしてあげることが、なによりの供養となります。

心なしかいつもより食欲が増すペットちゃんの季節は、
ペットちゃんにも美味しいものを用意して、いっしょに楽しみたいですね。
お空のあの子へのお供えものとして、大好きなごはん（フード）を模したキャンドルや、
フルーツの飾り物、美味しそうな香りのお線香などがございます。

心を込めてお供えすれば、きっとご家族さまの
「おいしく食べてね」という気持ちが伝わります。
生前、闘病やダイエットなどで、大好きなおやつを満足に食べられなかった…
そんなペットちゃんも、かわいくておいしそうなお線香やキャンドルなら
きっと喜んで食べてくれそうですね。
火を灯して手を合わせれば
ご家族さまの暖かな気持ちが火のゆらめきにのって、ペットちゃんへきっと届きます。
もちろん火を灯さずに飾っておくのもかわいいです。

亡くなったあとにも、生前と同じように
ペットちゃんのためにいろいろと選んであげられることが
悲しみに沈む心を癒してくれるはずです。
かわいくておいしそうなお線香やキャンドルがたくさんありますので
ペットちゃんの喜ぶ顔を思い浮かべてお選びくださいませ。

お彼岸にふさわしいお供えものといえば、
「ぼたもち（牡丹餅）」と「おはぎ（お萩）」です。
ぼたもちやおはぎに使われている赤い色の小豆は
栄養価に優れているだけでなく、縁起物ともされた大変高価な食材でした。
赤色は、魔除けや長寿を願う色とされてきたのが理由です。
そのため、祖先を偲うお彼岸に、小豆をたっぷりと使ったあんこでつくられたお餅を供えたのです。
季節の花にちなんで、春はぼたもち（牡丹の花）、秋はおはぎ（萩の花）を供えます。
そのほか、地域によってはお彼岸団子を供えるところもあるようです。

▼こんなご供養品もございます▼

おはぎキャンドル

お供え団子キャンドル

「感謝の想いを届けたい・もっとしっかり供養をしたい」
そうお思いのご家族さまは、
ペット霊園さんやお寺などで開かれるお彼岸の供養祭に参加するのもおすすめです。
「きちんと供養できた」と思うことで、ペットロスが癒された、という方もいらっしゃいます。
わたしたちの心を落ち着けてくれることはもちろん、
ご住職の読経とおりんの音色に乗って、 お空まで思いを届けてくれることでしょう。

ディアペットは「虹の橋みんなの供養祭」という、
どちらで火葬された方でも供養祭に参加していただける供養祭を定期的に開催しています。
ペット供養のためにお坊さんになったという、横田住職がお経をあげてくださいます。
会場での参列のほか、オンラインでの参列もできますので、
遠方の方や時間の都合が合わない方でも供養できます。

ペットちゃんとの日々に想いを馳せながら、手を合わせて感謝の気持ちを伝える……
皆さまのお彼岸が、そんな素敵な期間になりますように。