ペット仏壇・仏具の専門店として、2008年の創業以来、累計15万人以上のペット供養のお手伝いをしてきた「ディアペット」が、
ペットの火葬や葬儀、ペット供養、ペットロスなど、ペットの旅立ちにまつわることを、専門店ならではの視点でお伝えします。

ペット仏壇・仏具の専門店として、2008年の創業以来、累計15万人以上の供養のお手伝いをしてきた「ディアペット」が、火葬や葬儀、供養の仕方など、ペットの旅立ちにまつわることを、専門店ならではの視点でお伝えします。

ペット供養Q&A  『お供えって、何を供えればいいの? あの子の好きなものでいいのかな?』

ペットロスの癒し方,ペット供養の豆知識

「大切なうちの子をお空へ見送って、
はじめて供養の仕方について考えた」
そんなお声を伺うことが沢山あります。

何かしてあげたいけれど、
何をすればいいかわからない…

お供えものを選ぶ時も、
やはり悩んでしまうもの。

ペット供養の方法は様々ですが、
今回はお供えものについてお話してまいりますね。

お供えの基本「五供(ごく)」

お仏壇へ供えるお供え物には「五供(ごく)」という考え方があります。
「香(お線香)、灯明(ロウソクの灯り)、花、飲食(供物)、浄水」の5つがお供えの基本というものです。

ディアペットでは、ペット供養の基本として仏具の5点(香炉、ロウソク立て、花立、供物皿、水入れ)と、おりんを用意することをおすすめしているのですが、それもこの基本となる五供にならっているからなんです。

▼ペット供養の基本はこちら

供物皿には、何を供えよう?

香は、お線香。
灯明は、ロウソク。
花は、生花や造花などのお花。
浄水は、新鮮なお水…

ここまでは、仏具の用途に合わせて素直にお供え出来ると思うのです。

残るひとつは…
飲食、供物皿にのせるお供えもの。

「供物皿には何を供えればいいですか?」と、お店でもよくお伺いするんです。

人の供養の場合は仏飯という炊き立てのご飯をお供えするのが基本なのですが、ペット供養では何を供えればいいのでしょうか。

基本的には、何を供えても大丈夫

ペット供養には、こうしないといけないという決まり事はありません。
供物皿へ供えるお供えものも、自由に考えていただいて大丈夫です。
「これなら、あの子が喜んでくれそう!」
そんなお供えものを選べば、きっとお子さまは嬉しいお顔をしてくれるでしょう。

けれど、自由に考えてもいいとなるとまた悩ましいですよね。
ここからは少しでもお子さまのペット供養のお力となれるように、お供え物についていくつかご紹介してまいります。

あの子の好きなもの

ペットフードに、おいしいおやつ。
生前、「これ、大好き!」と言わんばかりにご機嫌で口にしていた、うちの子の好物。
そんなおいしいものをお供えしてもらえたら、きっとお子さまも嬉しいはずです。

また、お子さまの大好きなものには、思い出が詰まっているという方もいらっしゃるかと思います。

「おいしそうに食べてくれたなぁ」

「匂いがするだけで反応してくれてた」

「最期まで、これだけは食べてくれたね」

そんなお子さまにまつわる沢山の想いを胸にお供えすれば、あの子を大好きなお気持ちも、おいしい匂いとともにきっと届きますよ。

生前、食べさせてあげれなかったもの

お子さまの中には、食事制限により大好きなのに食べれないものがあったり、人とは違う体だからこそ欲しがっても食べさせてあげられないものがあったのではないでしょうか。

お空へ旅立ちお姿の見えなくなったペットちゃんは、とっても自由な存在。
食事制限も、もうありません。
生前欲しがってはいたけれど食べさせられなかったものも、ペット供養ではお供えしてあげても大丈夫です。
命の限り頑張って生き抜いたお子さまへ、ご家族さまのお気持ちのままになんでもお供えしてくださいね。

ごはんのおかず

「これ、あの子に狙われたことがあったなぁ」

「キッチンで料理をしてると、”それなぁに?”という顔で見上げてくれたっけ」

毎日の食事で口にする、ごはんのおかず。
思い返せばそんな食事にまつわるうちの子との思い出がある方も、きっといらっしゃるのではないでしょうか。

「今日はきみの好きそうなおかずだから、お供えして一緒に食べようね」

そんな風に、おかずを少し分けてお供えされる方もいらっしゃいます。
お揃いのおかずも、にこにこの笑顔で喜んでくれそうですよね。

食べ物をお供えするのが難しい時は?

忙しい日々を過ごしていると、本物の食べ物をお供えするのが難しいこともありますよね。
また、季節によってはすぐに痛んでしまったり、いい匂いにつられて虫がよってきてしまうこともないとは言い切れません。

「それでも、うちの子に何かおいしいものを供えてあげたい」

そんな時には、本物の食べ物みたいなキャンドルや、フェイクフルーツなどをお供えするのがおすすめです。
もちろん本物ではないので実際に食べることはできませんが、「あの子においしいものを届けてあげたい」というあたたかな愛情は、きっと届くはずです。

まとめ

お供えものというのは、単純にお供えものそのものだけではなく、それを選ばれたご家族さまのお気持ちも一緒にお子さまへ届くのではないかなと、筆者は思っています。

おいしいお供えものの他にも、お花にお線香、ロウソク・・・
どのお供えものも、「どれがいいかな?」とお子さまを想いながら悩んで準備するもの。
お子さまのために悩む時間にも、優しいお気持ちが沢山詰まっています。
何かを選ぶこと、特に旅立った大切な存在を供養するためのメモリアルグッズは、お子さまへの愛情があるからこそ選ぶことが出来るものです。

お供えものひとつひとつに込められたご家族さまの愛情が、どうかこれからもお子さまへと届きますように。
心より、祈っております。