ミックスちゃんが虹の橋を渡りました 死別体験記 ~FH様の場合~
北海道にお住まいのFH様よりお寄せいただいた
ミックスちゃんとの死別体験記です。
きらら(白猫)との別れは本当にあっと言う間でした。
始めは軽い食欲不振程度だったので、病院で点滴などしてもらい様子を見ていました。
しかし、どんどん元気が無くなり寝ていることが多くなり、見る間に腹水が溜まり日に日に弱って行きました。
そして嫌な予感は確実なものになりました。
検査の結果FIPでした。頭の中は真っ白になりましたが、ますは担当医と相談し、今できること少しでも体力を回復させることに努めましたが、その甲斐もなく虹の橋を渡ってしまいました。
きららが息を引き取った時、私は夜勤で自宅にいなかったのですが、携帯に母から着信があったのですぐに折り返すと、きららの様子がおかしいと泣いていて。
きららの耳元に受話器を当ててもらい、時間の許す限り名前を呼び必死に声をかけ続けました。そしてあと3時間で帰るから頑張るようにと声をかけて電話を切りました。
仕事を終えて帰宅すると、すでにきららは息を引き取った後でした。
母からきららの最期を聞きました。
私が電話で声をかけている間、ずっと耳を動かしで受話器から聞こえる私の声必死にを聞いていたと。そして電話を切った直後に安心したかのように静かに目を閉じたと。
まるで作り話かドラマのようですが、これがきららの最期でした。
私の大切なきららの16年の猫生でした。
そしてきららの葬儀を終えて少しだけホッとしたのも束の間、今度はだいず(キジトラ)の様子がおかしくなりました。
きららと同じ症状だったのです。食欲がなくごはんが食べられなかったので、ごはんを食べさせてもらうために病院へ行き待合室で待っていると急に呼ばれました。
だいずが急に意識を失い、心臓が止まったので救命していると。
心臓マッサージ、挿管。でも再度心臓が動き出す気配がありません。
これ以上痛い思いをさせたくなかったので、先生にもういいですと伝え、救命処置をやめてもらいました。
これがだいずの最期でした。
そしてだいずの葬儀が終わったあとに検査の結果がでました。
FIPでした。きららが逝ってわずか10日後だいずも虹の橋を渡ってしまいました。
まさかこんな短い間に大事な子を続けて失う事になるとは思いませんでした。
本当に辛い時でしたが、まだうちには3匹の子たちがいるので、きららとだいずの分も大切にしていかなくてはと思っています。