ペット仏壇・仏具の専門店として、2008年の創業以来、累計15万人以上のペット供養のお手伝いをしてきた「ディアペット」が、
ペットの火葬や葬儀、ペット供養、ペットロスなど、ペットの旅立ちにまつわることを、専門店ならではの視点でお伝えします。

ペット仏壇・仏具の専門店として、2008年の創業以来、累計15万人以上の供養のお手伝いをしてきた「ディアペット」が、火葬や葬儀、供養の仕方など、ペットの旅立ちにまつわることを、専門店ならではの視点でお伝えします。

キジトラちゃんが虹の橋を渡りました  お別れ体験記 ~T.S様の場合~

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宮城県にお住まい、T.Sさまよりお寄せいただいたキジトラちゃんとのお別れ体験記です。
2024.11.7 朝11時頃‥
今まで聞いた事がないような叫び声をあげた「虎吉」。
その声に私はびっくりして行くとベッドの上を鳴きながら行ったり来たり
「どうしたの?!」と抱っこしても激しく鳴き私の腕を振り解くように今度はベッドから下りトイレへ‥
そこで気付きました。腰が砕けたように後ろ足ダランとなり匍匐前進のように前足だけで移動していました。
病院へ到着し色々検査をした結果「動脈血栓塞栓症」と伝えられました。
1泊入院。先生に「夜中急変する場合もあるのでその際は連絡します」と言われましたが
私はまだ何も理解できずにいました。
酸素室に入っていた虎くん。目は少し虚ろで力無く鳴いていました。
「虎くんごめんね。明日迎えに来るからね。パパも虎くんに会いたがってたよ。頑張るんだよ。」と
頭と足を撫で酸素室の小窓を閉めました。
力無い声がかすかにしか聞こえなくなり後ろ髪がひかれる思いでした。
帰宅して病気を片っ端から調べ絶望。声を出して泣きました。
主人が帰宅し全て話をしまた2人で泣きました。
「虎くん頑張ってるから。明日連れて帰ってくるから。」と主人に約束をしました。
今年千葉に就職した娘にも虎くんの事をLINEしました。
「明日休みもらったから朝帰る」と‥娘が小学生の頃から成人式までを見届けた
兄弟のようであり親友のような関係なので心配でたまらなかったのでしょう。

11/8午前8:30病院の最寄り駅で娘と待ち合わせをしその足で病院へ。
向かってる間、虎くんの笑える思い出話しを2人で泣きながら話していました。
病院の真横に着いた8:56、病院から電話が‥「虎吉くん呼吸が止まりそうです」2人ですぐ病院に入りました。
案内された奥にある手術室。
虎くんのかわいい長いシマシマ尻尾が力なくダランとしているのが見えました。
手術台に横たわる虎くん。先生と看護師さん達が交代で心配蘇生をしています。
私と娘は必死に何度も虎くんの名前を呼び
「痛い思いさせてごめんね」「ありがとう」「愛してるよ」
「おうち帰ろうね。パパも兄弟達も待ってるよ。」と抱きしめて頭を撫でました。
夜帰宅した主人は仕事着のまま虎くんの元に駆け寄り抱きしめ嗚咽しながら泣き崩れていました。
お外が大好きで何度も脱走をし、パパの休みの日はお家の周りをお散歩。
虎くんは「冒険に出発したんだ」そういう気持ちで送りだすことにしました。
娘と花屋で虎くんをイメージした向日葵と花言葉が「冒険」というオレンジのガーベラなど
可愛いお花を沢山買って、冒険の行く先々で会う人や動物達に名前を覚えてもらえるように
名札と娘が毛糸で編んだ首輪をしてあげました。
兄弟2匹と私達家族もみんなお揃いで作ってくれました。
11/9娘は午後から仕事の為火葬には立ち会えませんでした。
出発するギリギリまで虎くんのそばで心で会話してたみたいです。
自宅に火葬車が来て火葬をして頂きました。
主人と2人でお骨をひろいました。
娘から「気のせいかもしれないけど、今虎くんに付けた鈴の音とニャーって鳴き声が聞こえた気がした」と
LINEが来ていました。その時間は丁度、お骨があがった時間だったのです。
「帰ってきてくれてありがとニャ」と虎くんが娘に言いに行ったのではないかなと少し心がホッとしました。

あれから毎日自分を責めてばかりです。
健康診断を受けていたら前兆があったかもしれない。
なんでもっと早く気づけなかったのか。泣いても泣いても過ぎ去ってしまったこと。
虎くんが身をもって教えてくれた教訓と思い、残された2匹を私は一生懸命お世話していきます。






















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