ペット仏壇・仏具の専門店として、2008年の創業以来、累計15万人以上のペット供養のお手伝いをしてきた「ディアペット」が、
ペットの火葬や葬儀、ペット供養、ペットロスなど、ペットの旅立ちにまつわることを、専門店ならではの視点でお伝えします。

ペット仏壇・仏具の専門店として、2008年の創業以来、累計15万人以上の供養のお手伝いをしてきた「ディアペット」が、火葬や葬儀、供養の仕方など、ペットの旅立ちにまつわることを、専門店ならではの視点でお伝えします。

世界最古のペット墓地  フランス・シアン墓地 Cimetière des Chiens に行ってきました    

海外のペット霊園・葬祭事情

2020年2月、フランス・パリにある世界最古の「Cimetière des Chiens」シアン墓地(犬墓地)に行ってきました。

パリ郊外に位置するシアン墓地は、
世界で最も古くて有名なペット専用の墓地のひとつであり、
ペットや動物たちに対する愛情の象徴的な場所となっています。
この墓地は、フランスのペット文化と動物愛護の歴史を垣間見ることができる特別な場所です。

 

 

 

 

 

 

 

1899年、ペットを含む家畜を家庭ゴミとして捨てることを禁止する法制定に伴い建設されたこの霊園。
余談にはなりますが、日本は明治時代。
ちょうど廣井辰太郎(当時牧師)が馬車馬に対し目に余る光景を目にすることが多くなったことから
論説を発表し話題になった年で、3年後に「動物虐待防止会」が結成されたころです。

話を戻し・・・
シアン墓地の正面入り口はEugène Petit(ウジェーヌ・プチ) によるアール・ヌーヴォー様式の美しい建築になっています。
山岳救助犬バリー Barry (1800-1814) の記念碑が正面に建立されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

ほかにもこの墓地には、数多くの著名な動物たちが埋葬されています。
特に有名なのは、映画界のアイコンであるラッシーという犬です。
ラッシーは、アメリカの映画やテレビ番組で愛されていたキャラクターで、彼の墓は観光名所となっています。
また、他にも貴族や有名な作家たちが飼っていた犬たちも埋葬されています。
たとえば、フランスの作家であるアンドレ・ジッドの犬が埋葬されていることでも知られています。

 

 

 

 

 

 

 

シアン墓地は、普通の墓地と同じように、石碑や彫刻が並ぶ静かな場所です。
動物のために作られた墓石には、犬や猫の足跡を象った彫刻や、動物たちの愛らしいお顔が刻まれた墓碑があり、
見ているだけで愛を感じる素晴らしい光景が広がっています。
また、墓地内には小さな木々や花々が植えられており、自然と調和した美しい雰囲気が漂っています。

ここは、人間と動物の絆を感じることができる場所であり、
ペットたちが私たちの生活の中でどれほど大きな存在であったかを再認識させてくれます。
愛するペットを失った飼い主たちにとって、この場所は心の平安をもたらす安らぎの地となっていることでしょう。

Cimetière des Chiens
Address: 4 Rue de la Croix Verte, 92200 Neuilly-sur-Seine, France