シーズーちゃんが虹の橋を渡りました お別れ体験記 ~CHANEL様の場合~
福岡県にお住まいのCHANEL様よりお寄せいただいた
シーズーちゃんとのお別れ体験記です。
13歳11ヶ月12日犬生を捧げてくれた初めての仔「Ciel(シエル)」
フランス語で空との話をどこにでも残したい想いと、
まだ49日も過ぎておらず写真を選ぶのさえ辛い状況で
葛藤しながらもあの仔の事を何かしていたくて…。
~シエル~
高齢犬の保険入らなきゃって書類用意してた時だった。
ずっと病気や怪我も少なく医者にかかることもなかった。
年末から痰がからんだ様な咳をしていたので気にかけていた。
元旦から食欲が落ち2日は1日分の半量をやっと食べてくれていた。
1月3日は、長男は外出で朝から主人と2人で神社行って、
次男がいるからマクドナルドを買って昼くらいに帰宅した。
帰宅し「ただいま~いい子してた?」と声をかけて即座にシエルの異変に気づいた。
ペットシートに2回分のおしっこをしてその上に寝そべってジッとしていた。
こんな事は有り得ない。声をかけて立ち上がるか見ても立たない。
肩から呼吸している。意識レベルはある。
三賀日で急患何件も探したけれど3日だけ休みって所ばかりで、
でも症状から「手遅れになる可能性がある」って言われて泣きながら探して、
やっと隣町に見つけたけれど1時間後が午後の診療でシエルを抱いて主人と次男と待った。
ナゲットだけを少し食べてた。
肩から呼吸しながらもいつもの様に外を眺め、
運転席側に行きたがったりキョロキョロ私の腕の中でしていた。
「先生~って行こうね。また何でも無かったよ~で帰ろうね」って何度もキスをした。
午後の診療が始まり、喘鳴が段々酷くなって直ぐに酸素のゲージに入って検査したら
心臓か腎臓かの疑いがあったけど数値的には低かったから
翌日近くの主治医に行こうって思って一旦精算して
車に乗り込んだら舌がチアノーゼで真っ白と紫だったから又病院内に戻って酸素に入った。
獣医さん曰く今日中に…って事も有り得るって話だった。
1泊させて翌日迎えに行って主治医にみせるか、
このままその病院で治療するか、
自宅に連れて帰って翌日主治医に行くか?の3択だった。
決めかねていたら主人が、「連れて帰ろ」と言ったので私も号泣しながらも、決意をした。
連れて帰って外出先から長男が戻りシエルに会って「明日帰るから待っててね」って又出かけた。
主人も仕事で「明日病院行くからね、明日ね」と言って出勤。
苦しいのに首を上げて吠えない仔が吠えて見送ってくれた。
2人が出て私が付きっきりで居たら更に急変して次男を叫んで呼んで見守っていると、
しばらくしたら鼻から血が出たので夜間救急病院を探した。
その間次男がずっと見ててくれて病院が見つかってタクシー会社に連絡すると、
ゲージがないと乗せられないと5件ものタクシー会社に乗車拒否された。
泣きながら「お願いします!ぐったりしていて動かないし、私が抱きしめているので!
更にお包みにしてコートで保護しますから!」と、泣いて訴えたけど「毛が落ちるから」と言われた。
(人間だって毛くらい落ちるしそれ以上の汚い物を落としてる。
28年前、ウサギが危篤の時東京のタクシー会社は普通に乗せて病院回ってくれた)
と思いながら次の会社に連絡しようとしたその瞬間、
次男が「ママ!心臓動いてないかも!分からない…僕の心臓の音かな」
と叫んだから駆け寄って自宅にあった本物の聴診器を当てて見たら微量に動いてて、
舌が下がって横から垂れているのを見てどんどん現実となる別れを感じながら
舌を中に入れたらいつもみたいに指を舐める様にして押し返し応えてくれてた。
主人と長男にスマホ2台で連絡して4人が泣き叫び声掛ける中でシエルは23:50息を引き取った。
思えば治療費もタクシー代も「もういいよ、ママ」っていうかの様に
保険も入ってないし今まで病気や怪我も無くて手もお金もかかってないし、
初めての私たちに手を妬かせないし心配もかけず孝行過ぎる愛娘だった。
翌日獣医さんにご挨拶の連絡するとおそらく呼吸が先に止まっていて心臓が最後だったので
「呼吸不全からの脳死だったと思われます」と言われた。
「今日もありがとうね、明日も元気で一緒にいてよ」
「ずっとママの大事な仔よ」
「次は(来世)ママのお腹から生まれておいで」
コレは我が家に来た頃の3ヶ月からずっと毎日言ってきた言葉です。
だから、私とシエルは、さよならじゃない。またねです。
※乱文の長文読んでくださりありがとうございます。
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