ペット供養Q&A 『 お線香の意味って？ 』
うちの子のペット供養をするときに、
「お線香をたいてあげたい」
自然とそうお考えになる方は
多いのではないでしょうか。
だからこそ、
「お線香ってなんであげるんだろう？」
そんな疑問も浮かぶもの。
今回はお線香の意味について、
お話いたしますね。
お線香の意味って？
祈りの場とご自身を清める
お線香をあげると、いい香りがして煙がふわりと立ち上ります。
そんなお線香には悲しいお気持ちの癒しになるのと同時に、お子さまへ想いを届ける祈りの場やご自身を清める力があるといわれています。
また、お線香の香りを感じながら想い偲ぶことで、ペット供養の時間がより特別なものとなり、お空で過ごすお子さまの存在をより感じることができるのではないでしょうか。
お空のペットちゃんの食べ物になる
「線香や抹香といったお香を焚き上げたときの香りが、故人の食べ物となる」という考えから、お線香の香りは香食（こうじき）と呼ばれ仏さまの食べ物になるといわれています。
今では色んな香りのお線香がありますが、お菓子やはちみつの甘い香りがするお線香もあるんです。
香食という考えを知ると、そんな香りのお線香があるのも「なるほど！」と思ってしまいますね。
お空に旅立っても、好きなものは変わらないはず。
お線香というかたちで甘い香りを届けてあげるのも、きっとお空の上でうれしいお顔をしてくれるのではないでしょうか。
お空の世界と私たちの世界をつないでくれる
お線香をあげると、煙がお空へ立ち上りますよね。
その様子から、お線香はお空にいるペットちゃんの世界と私たちのいる世界をつなぐと考えられています。
いい香りと煙にのせて手を合わせれば、愛する想いも迷わずお子さまへ届くはずです。
また、「四十九日の間、お線香を絶やさないほうがいいですか？」とご質問をいただくことがあります。
そういった宗派もありますが、ペット供養の場合はそういった決まりごとはありませんので、お気持ちを届たいと思われた時にお線香をあげてくださいね。
まとめ
「この香りがあの子とわたしをつないでくれる」
お線香の持つ優しい意味を知ることで、そう感じていただければいいいなと願っています。
どのお線香にするのかを悩む時間、火をともして香りを届ける供養の時間。
お線香ひとつとってみても、それを手に取る時間はお子さまへの想いがあるからこそ生まれるもの。
お子さまのために選ばれたお線香が、その手とお心にこもった愛情をどうか届けてくれますように。
お線香の香りとともに想いを届けるペット供養の時間が、どうか少しでもお心の癒しなりますよう祈っております。