ペット供養Q&A 『 春のお彼岸ってなに? 今年のお彼岸はいつ?』
お彼岸だから、お墓参りに行ったことがある。
お仏壇を掃除している家族の姿を覚えている。
この時期にスーパーなどへお買い物にいくと、
お彼岸のお供えにと、ぼたもちが販売されているのを見たことがある…。
お彼岸の意味まではわからなくとも、そうした経験のある方は多いのではないでしょうか。
私自身、まだ幼かった頃に「なんだか特別な時期なんだな」と感じていたことを覚えています。
今回はそんなお彼岸の日程とともに、ペットのお彼岸についてもお話してまいります。
お彼岸とは?
『彼岸』という言葉には、もともと仏教用語で「悟りの境地」という意味があります。
悟りの境地、つまり苦しみや悩みのない極楽浄土のことであり、『彼岸』は仏さまの世界をさすのだとか。
三途の川をはさんで、私たちの住む世界を『此岸(しがん)』、
向こう側の仏さまのいる世界を『彼岸(ひがん)』と呼びます。
お彼岸の中日となる春分の日は、昼と夜の時間がちょうど半分ずつになる日。
この時期は、仏さまの世界と私たちの世界が、ちょうど交わって気持ちが通じやすい時期と考えられています。
私たちのいる世界、此岸。
仏さまのいる世界、彼岸。
こちらの岸と彼方の岸。
文字にするとなんだか遠く感じて切なくなってしまいますが、だからこそ気持ちが交わりやすいこの時期を昔から大切にしてきたんですね。
2024年 春のお彼岸はいつ?
お彼岸は年に春と秋の2回あり、期間は3月の「春分の日」と9月の「秋分の日」の前後3日間を合わせた7日間です。
それぞれの初日を「彼岸入り」、最終日を「彼岸明け」、春分の日・秋分の日を「中日(なかび・ちゅうにち)」といいます。
今年の春分の日は3月20日。
2024年のお彼岸はその日を中日にして、3月17日が彼岸入りとなり、3月23日が彼岸明けとなります。
ペットにもお彼岸はあるの?
旅立ったペットたちの世界も、きっとこの時期に私たち家族のいる世界と近付き、気持ちが交わりやすいはず。
想いが伝わりやすいこの時期だからこそ、大切に想うお気持ちや沢山の感謝を胸にお過ごしください。
お墓参りに行かれたり、お供え物をいつもより豪華にしたり…
手厚く供養してあげれば、きっといつも以上に想いのあたたかさがわが子へと届くことでしょう。
今胸の中にあるわが子への想い、どうか大切なお子さまたちへと届きますよう、心より祈っております。