ペット仏壇・仏具の専門店として、2008年の創業以来、累計15万人以上のペット供養のお手伝いをしてきた「ディアペット」が、
ペットの火葬や葬儀、ペット供養、ペットロスなど、ペットの旅立ちにまつわることを、専門店ならではの視点でお伝えします。

ペット仏壇・仏具の専門店として、2008年の創業以来、累計15万人以上の供養のお手伝いをしてきた「ディアペット」が、火葬や葬儀、供養の仕方など、ペットの旅立ちにまつわることを、専門店ならではの視点でお伝えします。

チワワちゃんが虹の橋を渡りました 死別体験記  ~M様の場合~

ペット 死別体験記

和歌山県にお住まいのM様よりお寄せいただいた
チワワちゃんとの死別体験記です。

ブラックタンのチワワのハナが虹の橋のたもとに行ってしまったのはハナが7歳と6か月の時、あと1日で7歳7か月だという時でした。
ハナは特に病気もなく、病院に行くのは予防接種の時のみで元気な女の子でした。あと、7年8年は一緒に、過ごせるね、年越しも一緒だね、と、話していた矢先の出来事。
2019年12月29日、私たち家族の心構えもないまま突然いなくなりました。12月28日の夕方まで元気だったハナ。夕方に一度少量の嘔吐をし、うんちも柔らかく。晩ごはんも無理やり食べたようで、胃腸炎にでもなったのかな、と、重く受け止めていなかったのです。
次の日29日の日曜の朝、いつもならゆっくり寝ていたらクーン、クーンと起こしてくるハナが起こしてこず、私と主人が起床すると、ハナは体を起こし水を飲みました。呼びかけにも反応し、やはり胃腸炎かな、幸いかかりつけが日曜診療をしていたので、もうすこししたら病院に連れて行こうかと話をしていたら、泡を吹き痙攣を起こしました。慌てて保険証を持ち主人と病院に向かい、道中で病院に連絡を入れました。連れて帰ってこれると思っていたので娘2人を留守番してもらっていました。
病院に近づくにつれ痙攣も頻発してしまい、一生懸命ハナ!ハナ!と声をかけるしかなく情けなかったです。
病院につくなり、処置室に通され、すぐに心臓マッサージ、挿管され危険だと悟りました。痙攣に気を取られ、心停止に気づかなかった。情けない飼い主です。
先生と看護師さんのおかげで心拍は一瞬再開しましたが自発呼吸はなく、人工呼吸器でなんとか命を繋いでいる状態。採血で低血糖、肝機能が悪いと言われ、低血糖で痙攣を起こしてるかも、とのことでブドウ糖を入れてもらいました。しかし、血糖が上がっても痙攣は治りません。次第に、頭だけ痙攣をし目が震戦で見ているのが辛い状態で、先生から、脳死状態であること、このままだと数時間で亡くなってしまうこと、病院から自宅まで距離があるため自宅までもたないだろうと宣告されました。車の中で亡くなるかこのまま痙攣発作を頻発しながら亡くなるか、安楽死か…と。
娘2人に電話し、泣きながら状況を話しました。私自身は車の中で亡くなることは可哀想だと思い、それを伝えて、あんたらはどう思う?と聞きました。長女は車の中で亡くなるのは可哀想だ、しんどそうなのは可哀想だと言いました。次女は、どうしてあげたらいいか分からへん、と号泣しながら言いました。最終、主人に娘を迎えに行ってもらい、戻ってきたら安楽死を選択しました。それを伝える時、声が震えました。待っている間に痙攣発作が大きくなってきました。目が震戦し、目蓋も閉じません。瞳孔も開いていて、しんどそうなハナがいました。
1時間ちょっとで主人と娘2人が到着し、最期の別れをしました。ありがとう、と伝えて、たくさん撫でて。そして、先生にお願いし、お薬を入れてもらった瞬間にハナは眠ってしまいました。すごくしんどそうな顔をあんなにしてたのに、本当に眠っているような顔をしていました。ハナが眠ってしまった瞬間に長女と次女は、ごめん、ハナごめんと泣きじゃくっていました。
未だにハナに安楽死を選択したことに、複雑な心境で良かったのか、と問うことも多く、亡くなって2週間、毎日涙が出てきます。
火葬まで、自宅で安置しているハナの顔を見ると本当にいつもの寝ている顔になっていて、いつものように起きてくるんじゃないか、と思ってなりませんでした。それほど自然な顔をしていたので、選択は間違ってなかったと思いたいです。本当に辛い選択でした。
ハナには、半年遅く生まれた弟もいますが、寂しそうです。

ハナ、虹の橋のたもとは暖かく食べ物もたくさん、水もたくさんあると聞きます。たくさんお友達もできたかな?たくさん走り回って遊んでいると良いな?
パパと、ママが虹の橋のたもとに行ったらいっぱい遊ぼうね。それまで待ってください。
お仏壇はこれからお花を増やしたりしていこうと思います。フラワーソープとか、探してみようかな。これからもハナは家族です。いつでも帰っておいでね。