ペットのお盆、何をすればいい? 盆提灯や精霊馬の意味って?
ペットのお盆供養、なにをすればいい?
「うちの子のためにお盆供養をして迎えてあげたい。
でも、何をすればいいの?」
そんなお声を例年よくいただきます。
ここからは、ペットのお盆供養について
お話してまいりますね。
盆提灯や精霊馬を飾る
お盆用品の多くは、
おうちを目指すお子さまが
迷わずお帰りになれるよう、
おうちの目印として飾るもの。
「ここがきみのおうちだよ」
「迷わず帰ってきてね」
そんな家族の想いが
盆提灯の灯りとなって、
わが子の帰る場所を明るく照らします。
精霊馬は、馬に模したキュウリに乗って
御霊がお帰りになると言われおり、
送り日には牛に模したナスビに乗って
お空の世界へお戻りになると言われています。
ペットの場合だと、一緒にお空を駆け抜けて
元気に帰ってきてくれそうですが・・・
そうしたおうちの目印の中から
「これならうちの子にぴったり」という
ペットのお盆用品を選んでお飾りいただくと
大切なわが子もきっと喜んでくれるはずです。
お盆供養祭へ参加する
お盆の特別な期間に執り行われる
お盆供養祭に参加するのもおすすめです。
ペットのお盆供養祭は、
ペット霊園などペット供養を行っている
施設で主に開催されています。
ディアペットでも住職をお招きして
毎年お盆供養祭を執り行っています。
▼去年の供養祭の様子はこちら
「しっかりと供養出来て心が安らいだ」
そんなお声はもちろん、
参加された他のご家族の愛情を感じて
ほっとしたというお声もいただいています。
「自分以外にもこんなにうちの子を
大切に思う家族がいることに
とてもあたたかで優しい気持ちになった」
そんな風にお話される方も多くいらっしゃいました。
迎え火・送り火を焚く
お空からおうちを目指すお子さまが
おうちまでの帰り道で迷わぬよう、
迎え火を焚きます。
その炎と煙が帰り道を示す
道しるべになると言われています。
近年では火を焚くことが
難しいという住宅事情もあり、
迎え火・送り火として使用出来る
ロウソクなども人気です。
好きなものをお供えする
大事なうちの子がおうちへ帰ってくるからこそ、
ぜひ大好きなものをお供えして迎えてあげてください。
家族だからこそ知っている好物や、
夢中になってくれそうなオモチャ。
他にも、「お供えしてあげたいな」と
ご家族が思われるものなら
きっと喜んでくれるはずです。
祈りの場を整える
お骨やペット位牌、写真などを並べ
お子さまへ想いを届ける祈りの場。
絆を感じるその大切な場所を
キレイに整えてお盆の準備をしましょう。
香炉灰を新しいものに替えたり、
ロウソク立てのロウを取り除いたり。
仏壇の天井部分など、
普段はあまり見ない場所も
ホコリがついていないかチェックしてみてくださいね。
おうちの中を整える
祈りの場をキレイにしてあげるのはもちろん、
生前によくいた場所を整えてあげるのもおすすめです。
「いつもいてくれた場所に
お気に入りのベッドを置いてあげた」
「生前、部屋を行き来出来るように
扉を少し開けていたの。
すっかり閉めるようになっていたけれど、
あの子が帰ってくるなら扉を開けておこうと思って」
「お気に入りでふみふみしていた
ブランケットを出してあげたよ
喜んでくれるかな」
そんなあたたかなエピソードを
伺ったことも沢山ございます。
お子さまの数だけ家族の想いがあり、
その愛情に包まれるお子さまがいる。
そう思うと尚の事、
お盆という期間のあたたかさが身にしみますね。
線香・ロウソクを灯す
普段よりも燃焼時間の長いロウソクや
香りが華やかな線香を
お盆用に準備するのはいかがでしょうか。
線香、ロウソクには
場を浄化するという意味があります。
普段は火の気が心配で
線香やロウソクを使用しない方でも、
お盆という特別な時期だからこそ
お子さまを想う時間をゆっくりと過ごし
線香・ロウソクを灯して供養するのもよいでしょう。
また、線香は煙が立ち上る様子から
お空の世界と私達の世界を繋いでくれるとも言われています。
ロウソクの炎のゆらぎには癒やしの効果があり、
我が子を想う家族の心を優しく照らしてくれるはずです。
まとめ
ペットのお盆供養についてお話してまいりました。
ペットの供養品は、
想いがあるからこそ選ぶことが出来るもの。
「これ、うちの子が喜んでくれそう」
「あの子らしくてかわいいからこれにしよう」
「あの子の為にこの線香を灯してあげたい」
ご家族さまが素直なお気持ちで
そんな風に選ばれたお盆供養の方法なら
きっとお子さまも嬉しいお顔をしてくれるはずです。
あの子と、わたし。
「ただいま」と「おかえり」。
例え目には見えなくとも、
お互い笑顔でお盆を迎えられるよう、
ぜひ今から準備なさってくださいね。
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