ペットのお彼岸(ひがん) お彼岸とは?どう過ごす?
暑さ寒さも彼岸まで、と昔から言うように、
ちょうど季節の変わり目に訪れる「彼岸」の時期。
そもそも彼岸とは何か、
ペット供養の場合、どう過ごしたらいいのか、
簡単にまとめてみましょう。
彼岸とは?
春分の日・秋分の日を真ん中の日として、
前後3日間を合わせた7日間を彼岸と言います。
春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ」祝日
秋分の日は「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」祝日と定められています。
彼岸という言葉の意味自体は、仏教用語で「悟りの境地」のこと。
三途の川をはさんで、私たちが住んでいる世界を此岸、
向こう側の仏様の世界を彼岸と言います。
つまり、苦しみや悩みのない極楽浄土のことを指します。
彼岸には何をするの?
浄土教の信仰では、極楽浄土ははるか西のかなたにあると考えられています。
太陽が真東からのぼって真西に沈んでいく春分の日と秋分の日は、
私たちが住んでいる世界である此岸と、仏様の世界である彼岸が、
最も近く通じやすくなる日であるとされています。
そのため、先祖供養の法要をしたり、
お墓参りに行ってこれまでの感謝を伝えます。
また、悟りの境地に至るよう修行することも
彼岸の期間に行うと良いと考えられています。
ペット供養の場合は?
お墓にペットちゃんがいる場合には、お墓参りをしましょう。
おうちにペットのお骨があり、手元供養をしている場合には、
いつもより手厚く供養するようにします。
お供え物を豪華にしたり、
お線香を手向ける機会を増やすのも良いでしょう。
思い出の写真や動画などを見て、
ペットを思い偲ぶのも良いですね。
思いが伝わりやすい期間ですから、
できるだけ愛や感謝の気持ちをもって過ごすことも大切です。
まとめ
彼岸は思いが伝わる期間だと考えて、
悲しい気持ち、つらい気持ちも大切にしながらも、
楽しかったことや素晴らしい思い出を胸に過ごしていきましょう。
また、ご先祖様あってのわたしたちの命です。
人も動物も大切にし、いつも以上に周りの命に対して優しく過ごしてみるのも
いいかもしれませんね。