ミニチュアダックスフンドちゃんが虹の橋を渡りました お別れ体験記 ~たろう様の場合~
山梨県にお住まいのたろう様よりお寄せいただいた
ミニチュアダックスフンドちゃんとのお別れ体験記です。
以前から定期検診をしていたため腎臓や肝臓、心臓が良くないことは分かっていました。
それでも日常生活で変化があったのは1年ほど前、
食いしん坊だったわが子がご飯を食べなくなりました。
腎臓の症状が進んできたためだったようでした。
その日から必死にわが子の食べられるものを探しました。
何とか症状が落ち着いていたのに、年明け何度も嘔吐し、
持ちこたえたものの、4月にはぐったりした状態で何も食べられない日が2日ほど続きました。
それでも奇跡的に持ち直しお医者様にも驚かれるほどでした。
4月からは毎日の服薬に加え、自宅での皮下点滴を続け、状態はおちついていました。
6月末の夜、そろそろ寝ようかと隣で寝ていたわが子に声をかけようとすると、激しく痙攣し始めました。
焦ったのはもちろんですが、どこかできっとお別れなのだと思った自分がいて、
とにかくそばを離れず、ずっと声をかけ、撫でて見送ることができました。
もがく我が子に「神様、どうか苦しめないでください・・・」と心の中で祈るのが精いっぱいで、
また私が取り乱したりすることでわが子が不安になるのではと必死でした。
旅立ってほんの1、2分で悲しみはやってきて号泣しながらもしっかりしなくちゃ、
と火葬の手配や一人暮らしの息子に連絡しました。
悲しいけれど動けたのが不思議です。
18年と6か月、わが子にはお留守番をさせることも多く、きっとさみしかったと思います。
だからきっと虹の橋に旅立つときは、私がいるときと決めていたようなタイミングでした。
ツンデレだったわが子が、晩年は甘えてくれることが多く、私が手をかけることも多くなっていたことは、私にとってはとても幸せな時間だったのです。
まだまだ悲しみは癒えないし、わが子の旅立ちも本当にわずかな人にしか伝えていません。
話をすると号泣してしまうのです。
でもそれでいいのですよね。
だって大好きだった一人のかわいいわんこがいなくなってしまったのです。
この悲しみごと前を向いて、わが子と過ごした愛しい時間を宝物に、
いつか虹の橋で会える日まで頑張って生きていきたいと思います。
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