ペット仏壇・仏具の専門店として、2008年の創業以来、累計15万人以上のペット供養のお手伝いをしてきた「ディアペット」が、
ペットの火葬や葬儀、ペット供養、ペットロスなど、ペットの旅立ちにまつわることを、専門店ならではの視点でお伝えします。

ペット仏壇・仏具の専門店として、2008年の創業以来、累計15万人以上の供養のお手伝いをしてきた「ディアペット」が、火葬や葬儀、供養の仕方など、ペットの旅立ちにまつわることを、専門店ならではの視点でお伝えします。

ヨークシャーテリアちゃんが虹の橋を渡りました 死別体験記  ~みるくママ様の場合~

ペット 死別体験記

北海道にお住まいのみるくママ様よりお寄せいただいた
ヨークシャーテリアちゃんとの死別体験記です。

私の大切な娘 みるくの旅立ちについて。
私には、幼い頃から22歳まで17年間飼っていた愛犬がいました。
ずっといて当たり前だと思っていた愛犬が、私を待つようにして私の腕の中で最期を迎えた時、
この世の終わりのような絶望を感じ、もう2度と犬を飼わないと心に決めました。
その半年後、社会人になって仕事のストレスがひどく、犬を見て癒されたくなり、
ただ何となく寄ったペットショップ。大人しく切なく震えている子に出会い、
衝動的に決めて連れて帰ってきたのが、みるくとの出会いでした。
最初は親に反対されましたが、徐々に許してもらえ、無事に家族になったみるく。
私は、最初の愛犬にしてあげられなかったこと、後悔していることを
みるくにはさせないように、大事に大事に育てました。
辛い時も、嬉しい時も、とにかくいつもそばにいてくれて、
いろんな時間を過ごしてきたみるく。
みるくが7歳の時に、私は地元を離れ違う職場に転職しました。
寂しがり屋さんでお留守番が苦手な、とても甘えん坊なみるく。
夜勤のある仕事をしている私と一緒だと、可哀想な思いをさせると思い、
両親にみるくを託し、離れて暮らすことに。
バスで5時間半かかる距離を、月に1~3回、みるくに会うために通い続けました。
みるくが11歳の時に、私に子供が生まれました。
それまではいつもみるくだけの私だったのに、赤ちゃんがいることで、
みるくを抱っこしてあげたり、一緒に寝たり、
甘えさせてあげる時間が極端になくなってしまいました。
見るからに寂しく切なそうなみるくでしたが、
優しいみるくは赤ちゃんが泣くたびに心配してそばに来てくれ、
みるくなりにお姉ちゃんになっていました。
もう少し手が離れたら、存分にみるくと遊んであげようと思っていた矢先のことです。
私の仕事復帰に合わせて、実家から母とみるくが泊まり込みに来てくれたときです。
みるくは元々、肝臓の数値が悪かったりして薬を飲んだりしていたのですが、
それなりに元気に過ごしていました。ただ、好きなものは食べさせてあげられず、
決められたドックフードだけあげなければいけなくなっていました。
少し痩せたな、前より元気ないなと思っていましたが、年相応ということで、
まさかこんなに早く別れが来るとは思ってもいませんでした。
その日はぐったりとしていて、夕方母が動物病院に連れて行ってくれましたが、
腸の炎症がひどいということで次の日も病院に行くことになり、変わらず元気が無く、
私が帰宅しても迎えに来れないくらいぐったりしていました。
それでも、私が子供にご飯をあげていると、めずらしく私のあぐらの中に甘えるように倒れ込み、寝始めました。
可哀想に、具合悪いんだねと撫でながらも、子供をお風呂に入れなければならず、
母に抱っこしてもらいお風呂へ。
上がってみるくを見ると、苦しそうに呼吸しており、あれ?なんだかこれ、大丈夫かな?
と心配になった次の瞬間。みるくが仰け反って固まった。
看護師の私はすぐに、これはまずいと気づき、心音や呼吸を確認。
犬の蘇生の仕方なんてわからない、衝撃すぎてパニック、
それでもなんとか心臓マッサージと人工呼吸をしながら、夜間救急へ。
最善を尽くしてくださいとお願いし、目の前で蘇生されるみるくを
呆然と立ち尽くし泣きながら無事を願う私と母。
みるくは頑張って、ほんの少しだけ心臓を動かしてくれましたが、助かりませんでした。
こうなる前までの自分の行動、あの時ああすれば、あの時あれをしなければ、、、
色々な後悔ばかりが溢れてきて、悔しくて悲しくて受け入れられませんでした。
次の日職場の上司の計らいもあり仕事を休み、現実として受け入れられないまま葬儀、火葬へ。
でも、きちんとした葬儀と火葬をしてあげたことで、しっかりとしたお別れは出来たと思います。
父が泣き崩れ、塞ぎ込み、涙がふいに溢れてくる姿は初めて見ました。
それくらい、みるくは皆んなにとってかけがえのない存在でした。
みるくが旅立ってまだ2週間ちょっと。
分骨し、実家と我が家それぞれにみるくの居場所を作りました。
小さなキーホルダーに分骨したものを、大切にポーチに入れて連れて歩いてます。
実家にあるお骨も、パウダーにして小さな可愛い陶器に入っており、
みるくが着ていたお洋服でそれを入れられるポーチを作り、
両親もお出掛けの時に連れて歩いてくれています。
寂しがりやのみるくなので、しばらくはこんな生活が続きそうです。
毎日話しかけ、仕事や育児の合間でも、色んなことを思い出し涙が出てきます。
今でも、後悔は消えません。もっとしてあげられたことがあったのに、
全力で向き合えていなかったこと、みるくが急変する原因を作ったのは自分かもしれないなど、
後悔ばかりです。でも、きっと時間が解決してくれるはず。
みるくは近くにいるようで、1歳の娘に、みるくは?と聞くと、必ずいる場所を指さしています。
みるくがいなくなったことを理解できていないはずの姪っ子も、
突然天井を指さして、るく!るく!と言うことがあるそうです。
優しくて家族が大好きなみるくは、天使になってみんなのところをワープして走り回ってるのかなと思います。
今は、毎日みるくの好きな食べ物をお供えしています。
みるくと過ごした12年8ヶ月。かけがえのない思い出。
少しずつ、現実として受け入れていけるように、私も頑張ろうと思います。

 

 

 

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