ヨークシャーテリアちゃんが虹の橋を渡りました 死別体験記 ~ミントのねね様の場合~
埼玉県にお住まいのミントのねね様よりお寄せいただいた
ヨークシャーテリアちゃんとの死別体験記です。
私が19歳の時、初めて自分で迎え入れたのがミントでした。
どうしてもヨーキーを迎え入れたくて、
探しに探しブリーダーさんの元へ直接逢いに行った時に、
たまたま1匹だけ生まれていたのが、ミントでした。
2006年12月3日。ミントは私と家族になってくれました。
私は病気があり、あまり外に出ることが出来ず、
病気に左右され気持ちも沈みがちでした。
まだ若かった事もあり何時も泣いていました。
でも、そんな時ミントは何時も私の隣に寄り添い、
流れる涙をソッと舐めて励ましてくれました。
ミントには何時も助けられ、励まされ、元気付けられていました。
そして、私はミントのお陰で以前より病気が良くなっていきました。
私の体調が良くなってきて、ミントは11才になった頃。
あれは、8月末でした。ミントが急に後ろに転ぶ様になり、
おかしいという事ですぐに掛かりつけの病院に連れて行きました。
そこでは、軽く「リウマチです」とだけ言われ帰されました。
ですが、その日の夜に激しい痙攣発作を起こしました。
私はこれはおかしいと思い、夜中のうちにあちこちの動物病院を調べ、
次の日にセカンドオピニオンを受けに行きました。
ミントは珍しい事に、11才にして癲癇という病気になってしまいました。
癲癇自体は、お薬を飲んで上手く付き合っていけば良かったのですが…
12才を迎える年の時、今度はミントに免疫介在性溶血性貧血という病が襲いました。
最初は癲癇発作で倒れたと思っていましたが、
あまりにもグッタリしていたので病院に急いで連れて行ったら、
ヘモグロビンが9%という値で、命の危機に瀕しているとの診断を受けました。
その時獣医さんからは、もって3ヶ月の命だと言われました。
私は突然の宣告に頭が真っ白になりましたが、
輸血をしているミントの生命力を信じようと思いました。
幸いミントは命の危機を脱し、元気になりました。
薬は飲み続けなければならなくなりましたが、
元気になったミントを腕に抱き、本当に良かったと胸を撫で下ろしました。
余命宣告を受けた3ヶ月を過ぎ、これからまだ生きてくれる。そう思い、喜びました。
でも、そんなミントは2020年11月24日に虹の橋に旅立ちました。14才でした。
食べる事が大好きだったミントが、最期の3ヶ月間は思うようにご飯が食べる事が出来なくなりました。
旅立つ1週間位前からは、何も口にしなくなりました。
最期は母の腕に抱かれ、旦那さんのエルの側で大きく息をして、
ゆっくりと苦しまず眠るように息を引き取りました。
ミントと過ごした14年間は、私にとってかけがえのない宝物です。
癲癇になってから3年。免疫介在性溶血性貧血になってから2年生きました。
奇跡と頑張る姿と生きる素晴らしさを最期まで身を持って教えてくれたミントには感謝しかないです。
虹の橋で元気に走り回って、大好きなご飯をたくさん食べてくれている事を願っています。
お姉ちゃんが虹の橋のたもとに行ったら、今度はずっと一緒だよ。
大好きだよミント。沢山の思い出と元気と奇跡をありがとう。
■皆さまのエピソードをお聞かせください■
投稿は【こちら】から