カビが怖いから、ペットの骨を粉骨したい!? 遺骨をパウダーにすれば心配ない?
インターネットやSNSでペットのお骨やペット骨壷、
お骨を自宅に置いて供養する手元供養などを調べていると
必ずと言っていいほど出てくる言葉があります。
それは「カビ」です。
ディアペットでは「粉骨」サービスを行っていますが、
時々、「ペットの骨にカビが生えるのが心配だから粉骨したい」という方がいらっしゃいます。
今日はそれについてお話をしたいと思います。
◆ペットの粉骨って何?
ペットの粉骨とは、ペットのお骨を専用の機械を使って、パウダー状に加工することです。
ディアペットでは1霊位ごとに機械を洗浄し、
お手合わせをしたうえで粉骨をさせていただいています。
※機械の使用には危険が伴うため、お立合いいただいての加工はできません。
◆粉骨するとどうなるの?
粉骨をすると、お骨は形を変えて、お粉のようになります。
サラサラとした砂というよりも、たとえるならば片栗粉のような感じです。
お粉にすることで容積が減り、コンパクトになります。
◆粉骨したほうがお骨はカビないの?
よく勘違いされる方がいらっしゃるのですが、
粉骨をすることでカビのリスクは高まります。
なぜなら、パウダー状の方が湿気を吸いやすいからです。
しかしながら、その後の保存方法によって、そのリスクを軽減することができます。
カビを避けるためには湿気を避けることが大切ですので、
パウダー状にしたお骨を、しっかりと密封して、酸素に触れさせないようにすることで
カビのリスクを最小限にすることができます。
大事なわが子のお骨にカビが生えたらどうしよう・・・と、
心配になるお気持ちはわかります。
大切なわが子を守りたい気持ちは大切ですが、
同時に自然の流れ、変化を受け止める気持ちも大切です。
気にしすぎるあまりに何度も開閉することで有機物が混入してしまいカビの原因になったり、
なによりも気持ちよく供養することができなくなってしまいます。
以前このコラムでもお話したように、
基本的にペットの骨のカビについては過度に心配する必要はありません。
自然のことですので「絶対に大丈夫」ということはありませんが、
そう簡単にお骨にカビが生えることはありませんから、
カビのことは気にしすぎずに、大事なわが子に対し何をしてあげたいのか、
どう供養したいのか、じっくりと考えてみてくださいね。