愛犬との死別体験記 ~IRさまの場合~
京都府にお住まいのIR様よりお寄せいただいた
パグちゃんとの死別体験記です。
先日、愛犬パグのumiが1年半の闘病の末に5歳9ヶ月の若さで亡くなりました。悪性メラノーマでした。
出会いは、偶然立ち寄ったペットショップで思わず抱っこしてしまって、そのまま連れて帰ってしまいました。その日から我が家はumi中心の生活になりました。一緒に色んな所に行きました。海や川や山や旅行にも行きました!家族みんなで楽しい毎日を過ごしていました。
そんなある日、お尻にしこりをみつけすぐに、手術検査すると悪性度の高い癌でした。目の前が真っ暗になりましたが、どうしても助けたい思いで、どんなにお金がかかってもいい!出来る治療全てしました。
抗がん剤、放射線、手術、免疫療法、温熱療法…それでも、再発、再再発、再々再発を繰り返しました。辛い治療も泣きもせず怒りもせず頑張ってくれました。今思えば可哀想な事をさせしまったと後悔しています。治療費も軽く200万円は超えたと思います。それでも、助かって欲しかった。そんな思いで必死でした。
最期は、大好きなお出かけ(旅行)先で家族みんなの前で息を引き取りました。その前日までは旅行先で楽しそうに過ごしていたのに…突然の事でした。旅行に来なかったら、家にいたらすぐに病院に連れて行けたのに、助かったかもしれない…最期は家に居たかったかな…とものすごく悔やみました。それでも、楽しみにしていた旅行まで頑張ったのかな?家族みんなが揃ってる時を選んでくれたのかな?と思えるようになりました。
いつもそこに座ってたのに、umiに触れたい抱きしめたいと毎日泣いて過ごしています。umiをなくした辛さはなかなか癒えませんが、我が家を笑顔いっぱいにしてくれたumiにありがとう。。と伝えたい。
火葬が終わった帰り道に空を見上げると…虹の橋が見えました。あの橋を元気に渡ってるのかなぁ?もう痛くないね。いっぱい走っていっぱいご飯は食べるんだよ!
【ディアペットより】
この度はお悔やみ申し上げます。
umiちゃんとの運命の出会いから今日まで、そしてこれからも、ご家族にとって大きな存在であることが伝わってきます。
まだまだお若く、これからという中での旅立ちの悲しみは想像するだけで胸が痛くなります。
重ねての治療も、家族であるからこそ乗り越えてきたものかと存じます。みんなが揃う旅行での旅立ちも、umiちゃんがお選びになったことかもしれませんね。
虹の橋のたもとで、元気に、安らかにお過ごしになることを祈っております。
【ペットロスの観点から】
umiちゃんのように、闘病を繰り返し、どう治療をするかについては、飼い主様の判断にゆだねられるものです。IRさまのように、どうにかして助けたいという思いは当然のことと思います。
治療の継続についてや、旅行先で旅立たれたことを後悔していらっしゃるとのことですが、その時その時、お子さまのことを想ってした決断が最善だと思いますよ。umiちゃんを想う気持ちはきっと届いていますから、安心してありがとうの気持ちをお伝えになってください。