うちの子の命日に想うこと スタッフのペットロス体験談
こんにちは、ディアペット大阪の荒木です。
3月23日は、荒木のうちの子がお空へ旅立った日でした。
あの子を想い色んなことを考えていたら、ふとある想いが心に浮かび胸があたたかくなったんです。
その想いを、うちの子を見送った家族が綴るひとつのペットロス経験談としてお話しさせてください。
2016年に3歳で旅立った、愛猫はっぴー。
猫伝染性腹膜炎、通称FIPという致死性の高い病でした。
ペットロスの影響なのか、今でもFIPという3文字を目にすると、体が少し強張ってしまいます。
お空へ見送ってからしばらくはペットロスで中々動くことが出来ず、お骨を抱いて時間があればお線香とロウソクを灯して、その火をずっと見つめて過ごしていました。
悲しみのどん底だったなぁ、と今でも思います。
「あんなに小さな体で、あの子は懸命に生き抜いたんだ」
「私も、あんな風に頑張ろう」
ペットロスの悲しみのどん底を抜けた頃、そんな風に思うようになっていました。
今ある命を懸命に生きる姿が、いつしか憧れになっていたんです。
そのタイミングでたまたま手にした求人広告にディアペットのスタッフ募集を見つけ、今にいたります。
🐈「ここで頑張ってみたら?」
そんな風にはっぴーが背中を押してくれたのかもしれません。
勤め始めた頃は出来ないことばかりで、“本当にここで働いていけるのかな?”と不安ばかりでしたが…
出来ることは少しずつ、本当に少しずつ増えていきました。
どれも、辛い別れの先であの子が私にくれたギフトだと感じています。
普段の生活の中でも、ギフトをちらほらと見つけています。
例えば、はっぴーをお空へ見送るまでお花なんて飾ったことはありませんでした。
お花の優しい彩りや、そこから感じる季節の移ろい。
それもまた、あの子が気付かせてくれた悲しみを癒すひとつの出会いです。
はっぴーには、触れることは出来ません。
愛しい姿かたちも側にはありません。
それでも私の中には思い出、経験、想いがあります。
そして、これからもあの子がくれるギフトを、きっと私は色んなかたちで受け取っていきます。
だから、私の中からいなくなることはありません。
そんな風に“ずっと一緒に生きていくんだなぁ”と、あたたかな想いが心にふわりと浮かび、命日だからこそ生まれたこの想いを言葉としてこちらへ綴ろうと思いました。
……もしかすると、はっぴーが「ずっと一緒だよ」と伝えに来てくれたのかもしれませんね。
今では当たり前に家族として受け入れられている、ペット。
かけがえのない存在だからこそ、ペットロスという悲しみを抱えてしまうことはとても自然なことといえます。
そんなペットロスの考え方、悲しみとの向き合い方のひとつとして、この経験談がお心を少しでも軽くするお力となりますように…
食べるのが大好きで、むちむちボディ。
お膝が大好きで、いつもその重みと熱いくらいのあたたかさをくれたはっぴー。
どんなかたちでも、あの子の魂があの子らしく自由でありますように。
「はっぴーのおかげでこんな風に私は生きたよ」って、
いつかまた会えたらお話しさせてね。
皆さまの大切なお子さまたちも、どうか優しい場所で穏やかにお過ごしでありますように。
ずっと大好きなお気持ちが、これからも変わらず大切なわが子へ届きますように。
この週末の大阪は雨なのですが…、お空の上はあたたかな青空でありますようにと祈っております🌈