チワワちゃんが虹の橋を渡りました お別れ体験記 ~OKB様の場合~
東京都にお住まいのOKB様よりお寄せいただいた
チワワちゃんとのお別れ体験記です。
ゴルは私たち夫婦が結婚した次の年に迎えた子です。
子供の居ない私たちにとって息子のような存在でした。
病気1つしないとっても健康な子でした。
病院に行くのはワクチン接種やフィラリラ予防、健康診断のみ。
そんな子がある日私が仕事から帰るとオシッコでびしょびしょに濡れていました。
トイレは完璧なゴルがリビングで粗相をするなんて珍しい!とそのままシャンプーをしたのですが、
その日から今思えば異変は始まっていました。
小刻みに早い呼吸をしているのです。
おかしいと思いつつも2日も様子を見てしまいました。
次の休みに病院へ行こうと思った矢先の早朝、リビングで倒れて失禁をしたのです。
そこですべてが繋がりました。
留守番中のあのオシッコは粗相ではなく、倒れて失禁したのだ、と。
口の中を見ると、舌が青紫にチアノーゼを起こしていました。
急いで病院へ駆け込みました。
「肺水腫」でした。
そのまま緊急入院。
このまま命を落とすかもしれない事を覚悟しておいて下さい、と言われました。
その夜、病院からの電話で
「肺の状態がとても良くなっています。明日には退院できそうですよ!」と。
嬉しくて小躍りしながら病院へ迎えに行きました。
1日振りに帰ってきた我が家にゴルも嬉しそうで、
私や夫との再会をとても喜んでいました。
しかしその夜、また呼吸がおかしくなりました。
あきらかに苦しそう。
座った体勢のまま朝まで一睡もせず、
時々うとうとしてガクッとなるのを夫と二人で体を支え、
さすってあげながら私たちも朝を迎えました。
何度も「肺水腫は治ったんだよね?」
「先生が退院していいって言ったんだよね?」と確認しながら。
それでも状態はよくならないので、朝になってまた病院へ行きました。
「肺炎」を起こしていました。
また緊急入院となりましたが、その日の夜
「心臓が弱くなってきましたのですぐに来てください。」と電話があり、
近所の病院だったので夫と二人で走ってかけつけました。
着いた時には、処置台の上の酸素マスクの前に横たわるゴルの姿。
動かないモニター。
心臓が停止した事は分かりました。
ラクにしてあげたかったので、心臓マッサージなどは事前に断っておきました。
逝ってほしくないけど、これ以上苦しませたくない。
私たちの苦渋の決断でした。
「すごく苦しかったね。頑張ったね。」
たくさん声をかけながらまだ温もりのあるゴルを撫でながら声を上げて泣きました。
家につれて帰って、ゴルを安置する祭壇を用意しました。
リビングが見渡せる、ゴルがいつも居た場所。
いつものベッドに寝かせました。
お気に入りの青い毛布も一緒です。
あんなに苦しそうだったのに、苦しそうな顔はしていません。
寝ている時に起しちゃった時の「なぁに?」の顔です。
綺麗にブラッシングをしながら、
「この前シャンプーして綺麗にしておいて良かったね」
声をかけながらまた泣いてしまいました。
食いしん坊で食べる事が大好きなゴル。
最期の苦しそうな時もお気に入りのチュールを見せると少し尻尾を振って喜んで食べたけれど、
肥満気味のゴルには普段はご飯もおやつもたくさんあげられなかった。
もっと頂戴!もっと頂戴!
いつも要求されてました。
だからカリカリを山盛りにしました。
おやつもたくさん並べました。
明日、火葬します。
今日は、いっぱい頑張ったゴルをたくさん褒めてずっと撫でていようと思います。
14年と7ヶ月のゴルの犬生でした。
■皆さまのエピソードをお聞かせください■
投稿は【こちら】から