猫ちゃんが虹の橋を渡りました お別れ体験記 ~C様の場合~
奈良県にお住まいのC様よりお寄せいただいた
猫ちゃんとのお別れ体験記です。
もうすぐ19歳でした。
2003年9月にもらってきました。
プロ野球に興味はなかったのですが、
ちょうど阪神が優勝したときだったので、
トラッキーの名前をいただきました。
名前の通りやんちゃで、でも甘えん坊で、
ときどき勢い余って庭に脱走しても
自分でビックリして固まり、
すぐに確保されてしまうようなヘタレで。
茶トラの男の子の典型的なタイプ。
病気らしい病気もしなかったのが、
12歳くらいから歩き方がおかしくなりました。
原因を調べるには入院して精密検査と言われ、痛そうではないし、
こんなに病院嫌がってるのを入院なんて…と躊躇しているうちに、
14歳の年末についにトイレに行けなくなってしまい、介護生活が始まりました。
オムツをして、ただベッドの上で1日過ごし、
私が帰ってくるのを待つだけの毎日。
窓際に、庭の小鳥を見に行くこともできず。
やっぱりあのとき入院させたほうがよかったのか?
ごめんね。ごめんね。と、自責の介護生活でした。
それでも歩けないだけで、よく食べよく飲みよく出しよく甘え。
オムツ替えてごはん食べて、あれっまだなんか言ってる。
わかったじゃあ抱っこだね!が毎日のルーティーン。
オムツが漏れてビショビショになった日は、
綺麗にするのに20分くらい拭いていても、
文句言わずにずっと拭かせてくれる。
かしこいねぇ~いい子だねぇ~、
乾かしたら抱っこしようね!と言うと「ん」と返事。
このままずっといてくれる、
20歳なら余裕、と、わりと本気で思ってました。
それが、今年の1月から食欲がなくなることが増え、
そのたびに病院で点滴をうってもらうように。
以前はあんなに病院を嫌がって大騒ぎしていたのが、
騒ぐ元気もなくなり…
何度も、もうダメか?と思っては、
そのたびに頑張って食欲を回復してくれていましたが…
最期は、診察時間外に先生が送ってくださる車で、私の腕の中で。
帰宅したら、息を引き取っていました。
抱っこしてるときに逝けるように、
あの時間なら先生に送っていただけるのがわかってたんだね。
タクシーだったら抱っこできなかったもんね。
私が平日仕事を休みづらいのも知ってて、
ちゃんと土曜日の夜を選んで逝ったんだね。
やっばりトラッキーはかしこいねぇ~いい子だねぇ~。
姉たんはまだ逝かないでほしかったけど。
至らない飼い主にいっぱい甘えてくれて、
4年以上もオムツでいっぱい頑張ってくれて、ありがとう。
大好きだよ、トラッキー。
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