ゴールデンレトリバーちゃんが虹の橋を渡りました 死別体験記 ~K.N.さまの場合~
青森県にお住まいのK.N.様よりお寄せいただいた
ゴールデンレトリバーちゃんとの死別体験記です。
特に大きな怪我や病気もせず、元気に暮らしてきていたポポですが、一年ほど前に「突発性前庭疾患」で数日間ご飯も食べられないことがありました。その後は元気になり、14歳の誕生日もお祝いし、まだまだ一緒にいられるなぁと思っていた矢先、突然下半身が麻痺して寝たきりになってしまいました。
おむつ生活になりましたが、食欲旺盛でなぜか自分で寝返りが出来るようになり、車イスでもつくってあげなきゃなぁと思っていたところてした。そんなポポが急に白い泡を吐いて苦しみはじめました。病院で診てもらったところ、食道が拡張しているとのこと。次の日の朝みんなで協力して、出来るだけ起こして、スプーンでなんとかご飯を食べさせて、仕事にいきました。その数時間後、亡くなったとの電話が… まさかそんなにすぐに逝ってしまうとは思ってもいませんでした。
実は二日後には帝王切開で初孫が生まれる予定で、一瞬赤ちゃんの世話もしなきゃならないし、大変だなぁと思ってしまっていたのです。ポポはそんな私たちの気持ちを感じてしまったのでしょうか? 私たちの心の準備もないまま突然のお別れになってしまいました。
なくなった次の日には火葬、その次の日には入院、出産と慌ただしい日が過ぎ、今はかわいい孫を抱きながら、ポポが生きてたならどんな反応をしてたかなと、思いをめぐらせています。多分、孫が生まれていなかったらもっともっと悲しくて仕方がなかったと思います。
いまだに、ご飯を無理に?食べさせたのが悪かったったんじゃないか、もっとこうしてあげれば良かったんじゃないか…と悔やんでも悔やみきれません。
いつも笑顔で私たちを支えてくれたポポ…
これからもずっとずっと、一緒にいようね。
【ディアペットより】
この度はお悔やみ申し上げます。
ポポちゃん、とっても穏やかで優しいお顔をしたお子さまですね。
にっこり笑顔で、ご家族の中でもひだまりのような子だったのかなと想像しております。
本当に不思議なもので、いろいろな方のお話を伺ったり、私自身の経験からしましても、動物というのは一番良いタイミングを選んで旅立つように思います。どこまでも、最期まで、家族思いなのですよね。
K.Nさまのおっしゃるように、もしかしたら、初孫ちゃんもお生まれになることから、みんな大丈夫だろうな~と、ポポちゃんが判断されたのかもしれません。
きっと今頃、お姿は見えなくても、お近くで新しい命の誕生を祝福なさっていることと思います。
【ペットロスの観点から】
ご家族の愛に支えられ、命の終わりを迎えられたこと、ポポちゃんを思いますと、きっと幸せな生涯だったのだろうなと思います。
どんな別れであっても、後悔はつきものです。
最後にご飯を食べさせてあげたことが悪かったのか、良かったのか、それはもう、誰にもわかりません。最後にご飯が食べられて幸せだ~と思いながら眠りについたのかもしれません。
私たちは本能として、悪い方に考えてしまう癖をもっていますから、致し方ない部分もありますが、遺されたわたしたちは、ポポちゃんが「どう思ってほしいか」を考え、そう思うようにする、ということもまた大切なように思います。
ペットの死は、辛いものです。悲しいものです。その深さの裏側には、愛おしさと命の重さが隠れています。ポポちゃんは、きっとわかっていると思いますよ。