ペット位牌の開眼供養って何?写真入り位牌にも必要?しなくてはいけないの?
ペットを見送った後、何かしてあげたい、供養してあげたいと思うのは自然なこと。
写真を飾ったり、ペット仏具で供養したり、気持ちを伝える祈りの場を作る方も多いと思います。
ペット供養をするうえでも欠かせないのがペット位牌。
ペット位牌は、うちの子そのもの。
生きた証を残す、目に見えるかたちあるものです。
人の場合、一般的な仏式の供養では、故人のお位牌を作り、四十九日法要で開眼供養をします。
では、ペットの場合はどうでしょうか。
ペット位牌の開眼供養は必要なのか、必要な場合どこでしたらいいのか、考えていきましょう。
そもそもペット位牌って?
ペット位牌とは、ペットのために作るお位牌のこと。
そのかたちや形式は様々です。
お位牌というと、戒名が入った黒や茶色の縦型のものを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、特にペット用はかわいいものが増えています。
手のひらサイズの小さなもの、クリスタルやアクリルで出来たもの、写真が入るものなど、さまざまな種類があります。
ペットの種類も性格もさまざまだからこそ、うちの子にぴったりなお位牌を選んであげたいですよね。
開眼供養って何?
開眼供養とは、魂入れの儀式を行うことです。
お位牌だけでなく仏壇やお墓なども開眼供養を行います。
この開眼供養を行うことで、ただの「モノ」から「神聖なもの」になります。
お位牌であれば、開眼供養をすることで魂の拠り所になると言えるでしょう。
ペット位牌に開眼供養は必要?
人の場合には位牌に開眼供養をすることが一般的であることから、きちんと供養してあげたいという思いが強いなら、ペット位牌にも開眼供養することが望ましいと言えます。
しかしながら、ペット位牌は作ったきりで開眼供養をしていない方のほうが多いのが現状です。
その理由としては
・ペット位牌があるだけで満足
・信心がないから必要性を感じない
・そもそも開眼供養というものを知らない
・どこで開眼供養が出来るかわからない
などが挙げられます。
もし、ペット位牌に開眼供養をしなくてもいいと感じるのであれば、それで全く問題ありません。
供養はご家族が決めることであり、気持ちよくペット供養できることが大切です。
仏教になぞらえて、かわいいあの子の「モノ」から「魂の拠り所」としたいのであれば、やはり開眼供養はすべきだと言えるでしょう。
ペット位牌の開眼供養はどこでできる?
ペット位牌の開眼供養ができるところは、実はあまり多くはありません。
ペットを火葬してくれた施設に相談するか、寺院に訪ねてみましょう。
ペットの火葬はしていなくても、お経をあげてくれる寺院などもあります。
まずは近くの寺院に相談してみると良いでしょう。
また、なかなかそうした寺院が見つからない場合には、合同供養祭で開眼供養することもできます。
ディアペットのペット位牌開眼供養祭では、ペットを供養するために出家したという横田住職をお招きし、月に1回合同で開眼供養をしています。
合同と言っても、住職がおひとりずつ手に取って開眼供養してくださいます。
東京のセレモニールームに参列するほか、オンラインで自宅に居ながら開眼供養している様子を見ることもできますので、お住まいの地域やご予定に合わせて決めてみてもいいですね。
まとめ
ペット位牌の開眼供養は、絶対にしなくてはいけない、というものではありません。
しかしながら、ちゃんと供養してあげたい、なんとなく気になる、という場合には、開眼供養してあげましょう。その方が、きっと心から安心して供養できるはずです。
もちろん、していないからといって引け目に感じる必要もありません。
大切なのは気持ち。ご家族がペットを想う気持ちそのものが最も尊いものです。