ペルシャ チンチラシルバーちゃんが虹の橋を渡りました 死別体験記 ~N.Nさまの場合~
神奈川県にお住まいのN.N様よりお寄せいただいた
ペルシャ チンチラシルバーちゃんとの死別体験記です。
愛娘である猫に対して、私達はかなり進行した腎不全という宣告をされ、できるかぎりお世話をすることを決心しました。
ただ、「どうしても」と言うときは厳しい話、QOLを考えて安楽死という手段も、幼猫期からの担当医・セカンドオピニオン先と私達の間で決めていました。
それでも何種類もの食器・水飲み・各種の薬・サプリメント等を使って緩和ケアを行い、ひとりにならない時間を少なくするために夜間は寝袋で同じ室内で過ごし、仕事も半日のものを選び、そして点滴等に連れて行っていました。
だけど悪化するのに歯止めをかけることはできなくて、亡くなる1週間前には「もう自宅でお世話することは難しい」と各所で話し合ってセカンドオピニオン先に入院することになりました。
入院先でもケアをたくさん行ってくださり、見舞いの時間も愛娘の様子を見ながら長い時間許可されました。
そして、私達の最後の本当の願いであった「愛娘を独りで逝かせたくない」という望みのまま、セカンドオピニオン先の獣医師・スタッフさんたちに見守られ、もこもこの毛皮を脱ぎ捨てていきました。
給餌やおトイレで困難な時もありましたが、愛娘が少しでも穏やかに過ごせるならと心身を砕いてきましたが、最後の本当の願いが叶えられたことによって、今は悲しい気持ちよりも長年一緒に暮らせたことの感謝しかありません。