アメリカのペット霊園事情 ~フロリダ州・パインキャッスルペットクリメイションサービス~
今回は、アメリカ合衆国フロリダ州・オーランドにあるパインキャッスル ペットクリメイションサービスさんにお邪魔しました。
お話してくださったのは代表のTerryさん。
地元でも高評価の火葬場で、特にTerryさんのお人柄に定評があります。
実際にお会いしてみても、この仕事にプライドを持ったベテランであり、大変親切な方でした。
アメリカでは、亡くなった人も動物も、土葬することが一般的です。
しかし、この10年で動物を火葬する人が急激に増えたそうです。
実際、1984年のサービス開始時に比べると、2倍以上になっているそう。
その理由としては、土葬だと手元には何も残らなくなってしまうため、
遺灰の状態でも一緒に居たいと考える人が増えたからだとTerryさんは考えています。
火葬したペットのお骨は、98%が粉骨するそうです。
もちろん、飼い主さんからの要望があれば、そのままの状態でお返しすることもあるそうです。
日本では粉骨がオプションであることを伝えると、とても驚いていました。
粉骨したペットの骨は、巾着のような袋に入れて、写真が飾れる木箱におさめます。
家具と同じ木を使った、とても上質なものです。
Terryさんいわく、「中国で安く作ることもできるが、ずっと家に置いておくもの。
それは伝統的に引き継がれるものだから、良い木を使うことが大事だ。」とのこと。
ディアペットのクリメイションボックスも、家具職人が日本で丁寧に作っていることを伝えると、
とても素晴らしい、とほめてくださいました。
また、それ以外にもお写真をプリントした骨壷や、小さなケースなども人気があり、これらに骨を入れて、デスクに置いておくそう。
身近に感じたいという想いは万国共通ですね。