最愛のペットを亡くしたあなたに
この度はお悔やみ申し上げます。
ペット、というのもはばかられるくらい、あなたにとって大事な大事な存在を亡くされたこと、その悲しみをお察しいたします。
ペットが亡くなった直後は、ショックを受けている状態です。
さまざまなことが、冷静に判断できないこともあります。
それはごく自然なことですので、あせる必要はありません。
ゆっくりと、いま必要なことを考えてみましょう。
まず最初にすべきこと
息を引き取るその瞬間まで生き続けたことを、精一杯ほめたたえてあげてください。
生きていた期間が、たとえ数時間でも、数十年でも、この世に生を受けたことに変わりはありません。
そして、あなたと出会ったこと、ともに過ごした時間、そのすべてに「ありがとう」の気持ちを込めて、やさしく触れてみてください。
もう、冷たく固まってしまっていますか?
まだ、ぬくもりはありますか?
姿がある今だからこそ感じられるペットそのままを感じてみてください。
ペット葬儀について
少し気持ちが落ち着いてきたら、ペット葬儀の準備をしましょう。
いまは、火葬をすることが一般的です。
ペット霊園、寺院、市区町村の火葬施設、移動火葬車など、さまざまなサービスがあります。
気持ちが落ち込んでいると、考えることもおっくうになってしまい、適当に選んでしまう方もいらっしゃいますが、やはり後悔の元となります。
しっかり調べて、うちの子らしい最期の時が過ごせる業者を選びましょう。
ペット供養について
葬儀のあとは、きちんとペット供養をしたいものです。
おおげさなものでなくて良いのです。
毎日の生活に寄り添うようなペット供養を考えてみましょう。
そのためにも、たとえば犬や猫ちゃんなら、毛を取って置いたり、足あとスタンプを取って置いたり、手に取って姿形を思い出せるような遺品を残しておくのもおすすめです。
いまは、ペット仏壇や仏具、遺骨をおさめるペンダントなど、たくさんのメモリアルグッズがあります。
こうしたものを眺め「あの子のために何かしてあげられている」と思えることが、ペットロスを癒すことにつながっていきます。
気持ちを大切に
ペットが亡くなってすぐ、元気に過ごそう、悲しんでいてはだめだ、という風に思う必要はありません。
悲しみ、苦しみ、後悔、感謝、懺悔・・・さまざまな思いがこみ上げてきますが、それを丁寧に感じていきましょう。
「いつまでに立ち直ろう」と決める必要もありません。
いつまでも、悲しみ、泣いていていいのです。
そして、その感情を十分に味わったときに、あの子の笑顔が思い出され、前に進めるようになるものです。
他人やほかのペットと比べる必要もありません。
あなたは、あなた。あなたと、ペット。
その気持ちを大事にしましょう。
もし、何もやる気が起きない。食欲がまったくない。死にたいと思う。
などの状態になってしまった場合は、すぐに病院に行きましょう。
あなたは、助けを求めていいのです。
あなたの気持ちを否定せず、わかってくれる人に話を聞いてもらってくださいね。