ペットロスの人に言ってはいけない5つの言葉
ペットを亡くして、悲しんでいるお友達に、何かしてあげたい、
声をかけてあげたいと思いますよね。
励ましてあげたいと思うがゆえに、実は飼い主さんを傷つけてしまう言葉があります。
動物と暮らしていても、考え方はそれぞれ違いますので
飼い主同士であれば傷つけることはない・・・ということではありませんが、
動物と暮らしたことがない方はより一層、気を付けたほうがいいこともあるかもしれません。
ここではNG例を5つ挙げておきます。
1.犬や猫でしょう?
⇒人間と動物は同じではありませんが、同じく大切な命です。
毎日一緒に暮らしている動物たちは、
飼い主さんにとっては家族、子ども、友人、パートナー・・・
一言では表せないくらい、大切な存在です。
あなたがもし、大切な存在を亡くした時に、同じように言われたらどうでしょうか。
大切な存在を卑下されたように感じてしまいませんか。
2.自分たちより短命/早く死んでしまうのは仕方ないよ
⇒自分が見送ることがお役目の一つであることは、飼い主さんも理解しています。
それでも辛いのです。
分かっていること、変えられないことを言われることは
余計に心にモヤをかけてしまうことになりかねません。
親御さんが亡くなられた方を想像してみてください。
先に旅立つのは仕方ないと言ってしまったら、とても冷たい気がしませんか。
2.長生き/大往生だったね
⇒これは良い言葉のように聞こえるかもしれませんが、
何歳まで生きても、もっともっと一緒に居たいと思うもの。
何年生きても、どれだけ一緒に居ても寂しいものはさみしいのです。
長く生きたのだからあきらめたほうがいいよ、と言われているように感じてしまうことも。
もし飼い主さん自身が「うちの子長生きしたの!」と言っていたら、
もちろん「すごいね、大往生だったんだね」と返してOKです。
3.また次を飼えばいいよ
⇒旅立ってしまった子は唯一無二の存在です。
同じ子はひとりも居ません。
言葉にするのも心苦しいたとえですが、
流産してしまった人に、「また次を作ればいいよ」なんて、言えないですよね・・・。
同様に、多頭飼いの方に「ほかの子がいるからいいよね」と言うのもNGです。
4.十分可愛がったよ(看病したよ、介護したよ)、きっと幸せだったと思うよ
⇒生前どのような飼育をしていたかをあまりよく知らない場合、
特に避けたほうが良い言葉です。
「あなたに何がわかるの!?」という反発心が生まれてしまうかもしれません。
5.泣かないで(そんなに泣いていたら成仏できないよ、など)
⇒ペットロスは、しっかり泣いて悲しみを感じきることが大切です。
泣くことも気持ちを整理するために必要なことですし、
何より、ご本人も泣きたくて泣いているわけではないのです。
どうかあたたかく包み込んであげてくださいね。
いかがでしたか。
もしペットを飼ったことがない方でしたら、
「犬や猫ではなくて、人だったら」と考えたら
きっとわかっていただけることなのでは、と思います。
あなたに悪気はないことも、「自分のことを思って言ってくれている」のも、
飼い主さんには伝わっています。
ですが、ペットロスという心が弱っている状況の中で、
どうしても言葉のマイナス要素を強く受け取ってしまうこともあるのです。
犬や猫、うさぎ、モルモット、ハムスター、亀、イグアナ・・・
どんな生き物であれ、同じです。
どうか優しい気持ちを向けていただけたら、嬉しいです。