そらちゃんが虹の橋を渡りました お別れ体験記 ~Y.Y様の場合~
兵庫県お住まいのY.Yさまより
お寄せいただいたお別れ体験記です。
我が家のゴールデンドゥードルのそらは、胃捻転で9歳11ヶ月で虹の橋を渡りました。
あっという間でした。
はるばる山形から飛行機に乗ってやってきたそら。
家族になったときはまだ2ヶ月でほんとに小さくかわいい子犬でした。
私がまだ子供だったのもあって、そらとは本当の姉妹のように思っていました。毎日遊んで、時には喧嘩して。
家に帰ると玄関までしっぽを振りながら迎えに来てくれ、寝るときは一緒のベッドで眠っていました。
ボールが大好きで、毎日公園に行ってはボール投げをして遊んだり、夏にはプールに行ったり海に行ったりしていました。
本当に素直でかわいい子でした。
そらの容態が急変したのは年が明けてすぐのこと。
その日は元旦のため家族全員が実家に帰ってきており、久しぶりに家族揃っての団らんを楽しんでいました。
ですが、そらが夜ご飯を食べてから2時間ほどした後、
気持ち悪いのかずっとうろうろしていたり立ったまま固まっていたりしていました。
始めはあまり気にしていませんでしたが、そのうち吐きたくても吐けないような素振りをみせ、
吐いても胃液しか出ないというのを繰り返し始めました。
お腹を確認してみるとパンパンに固く腫れており、
これはおかしいと思いすぐに夜間病院に電話して連れていきました。
病院に着いた時は幸いまだ胃が捻れるところまではいっておらず、ガスを抜いてもらい、
1日経過観察として入院することになりました。
ですが、次の日の朝9時に病院から電話が。
「夜中の間に胃捻転を起こし、胃の一部が壊死してしまっているので今から手術をします。」と。
頭が真っ白になりました。
すぐに母と病院に飛んでいきました。
先生から説明を受け、術前にそらに会えるということで手術台に横たわっているそらに会いに行きました。
まだ麻酔は入っていなかったので意識はあり、目だけこちらを向いていましたが、
しんどいのか頭をあげる元気は無いようでした。
私は心のどこかでそらなら助かる、また元気になって前と変わらず遊べるようになる、と信じていました。
ですが、そらに会えたのはその時が最後でした。
6時間にも及ぶ手術は無事に終えたものの、その日の夜中にそのまま病院で息を引き取ってしまいました。
獣医の方には、夜中に胃捻転を起こしたため、朝になって体制が整うまで手術を行えなかったこと、胃の3分の2が壊死していたことを伝えられました。
もっと早く胃捻転に気がつけていれば助かったんじゃないか、
夜中でも手術してくれる病院に連れて行ってあげていれば、と今でも後悔しかありません。
次の日に、車の中で火葬して納骨できる業者さんに来てもらいそらとお別れしました。
毛の1部と遺骨はペンダントにしました。
そらが亡くなってからもう3ヶ月経ちますが、未だに毎日そらのことを思い出して泣いています。
正直乗り越えられる日は来ないんじゃないかとも思っています。
もう一度そらに会いたい、抱きしめて「大好きだよ」と言いたい。
叶わない願いですが、そう思わずにはいられません。
そら、うちの家族で幸せだったかな?私はそらと出会えて本当に幸せでした。
たくさんの素敵な思い出をありがとう。
また向こうで会おうね。それまでどうか元気で。
大好きだよ。
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