ペット仏壇・仏具の専門店として、2008年の創業以来、累計15万人以上のペット供養のお手伝いをしてきた「ディアペット」が、
ペットの火葬や葬儀、ペット供養、ペットロスなど、ペットの旅立ちにまつわることを、専門店ならではの視点でお伝えします。

ペット仏壇・仏具の専門店として、2008年の創業以来、累計15万人以上の供養のお手伝いをしてきた「ディアペット」が、火葬や葬儀、供養の仕方など、ペットの旅立ちにまつわることを、専門店ならではの視点でお伝えします。

『 ペット供養Q&A 』 粉骨しないと、ペットのお骨はカビる!? 実際のところ、どうなの?

ペット供養の豆知識

「粉骨しないと、お骨ってカビるんですか?」

お店でそんなご相談を受けることがあります。
世界に代わりのないうちの子のお骨がカビてしまうと聞くと、すごく不安になりますよね。

私たちはお骨のカビについて、「そんなに心配いらないですよ」とずっとお伝えしています。
ならばなぜ「粉骨しないとカビが発生してしまう」という考えが生まれるのか、じっくりとお話してまいりますね。

「心配いらない」と言える理由

カビが発生する3つの要素

カビの発生には3つの要素が必要です。
手元供養しているお骨にその要素が当てはまるのか、考えてみましょう。

上記の画像の通り、考えないといけない要素は以下の3つです。

・気温
・湿度
・栄養分

この要素が満たされるほどカビにとって心地よく、発生しやすい環境と言えます。

大切なのはお骨を取り巻く環境

まず大前提として、しっかりと火葬されているお骨に水分や栄養分は残っていません。見て触れてみても、かさかさとした炭のような状態のはずです。

そこからカビが発生するほど湿気を含むかどうかは、お骨をどのような環境に置くかがカギとなります。例えば、日常的に湿気の溜まりやすいお風呂場や、換気の悪い押し入れやクローゼットなどの環境は、お骨の置き場所に適していないと言えるでしょう。

直射日光の当たる窓際も、骨壷の中と外で温度差が生まれる可能性があることから、万が一にも結露が発生しないとは言い切れません。ですので、お骨の置き場所としておすすめ出来ない場所と言えます。

△ひなたぼっこが好きな子だと、お骨も窓辺などについ置いてあげたくなりますがご注意くださいね。

また、お骨に栄養分はほとんど残されていませんが、例えば汗や皮脂のついた手で触れてしまうと、それに含まれる栄養分がお骨に付着することになります。換気を十分に行っておらずホコリっぽい部屋で骨壷の蓋の開け閉めをするのも、ホコリが侵入してしまう要因となりますので控えた方がいいでしょう。

ご家族さまに「お骨はどこに置いていますか?」と伺うと、自宅の中でも居心地のよさそうなお部屋に置かれている場合が多いようです。普段から家族が心地よく過ごしているお部屋なら、うちの子のお骨にとっても安心出来る環境と言えるのではないでしょうか。

ペットのお骨の置き場所は、ご家族の想いから心地よい場所を選ばれていることが多い。
だからこそ、私たちは「お骨のカビはそんなに心配いらないですよ」と言えるのです。

「粉骨しないとカビが発生してしまう」?

粉骨すること自体がカビの発生を防ぐかといえば、そうとは言えません。
むしろ粉末になることで、お骨そのままの状態よりも湿気を含みやすくなると言えます。しかし、お骨という立体的な形状から粉末に姿を変えることで、とても密封しやすくなるんです。

カビの発生理由となる湿度・栄養素の付着を防ぐには、密封することは非常に有効です。
カビ対策における粉骨の有効性、そしてお骨にカビが発生してしまうことへの不安から、「粉骨しないとカビが発生してしまう」という考えに至ってしまうのだと考えられます。

粉骨せずにカビ対策をするなら?

「お骨のカビはそんなに心配いらないですよ」と言われても、なかなか安心出来ない方もいるかと思います。
そんな方のために、湿気を吸収してくれるペット骨壷用珪藻土 虹の橋のおまもりをご用意していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。