ペット仏壇・仏具の専門店として、2008年の創業以来、累計15万人以上のペット供養のお手伝いをしてきた「ディアペット」が、
ペットの火葬や葬儀、ペット供養、ペットロスなど、ペットの旅立ちにまつわることを、専門店ならではの視点でお伝えします。

ペット仏壇・仏具の専門店として、2008年の創業以来、累計15万人以上の供養のお手伝いをしてきた「ディアペット」が、火葬や葬儀、供養の仕方など、ペットの旅立ちにまつわることを、専門店ならではの視点でお伝えします。

ペット供養と災害対策 ー 粉骨は有効?分骨は災害対策になる? ー

2024-02-18ペット供養の豆知識

お骨を持って避難するなら?

お骨を持って避難したい場合。

ペットちゃんの種類にもよりますが、結構お骨って大きいと思うのです。
陶器の骨壷も重さがあり、割れ物なので慎重に持ち出したいところ。

しかし、いざ避難しようという時に
そのような心理的余裕と時間があるのかと言えば、
難しい場合がほとんどだと筆者は考えています。

では、どうすればお骨を持ち出しやすく出来るのでしょうか?

お骨と一緒に避難出来る可能性を
より高める方法について考えてみました。

お骨を小さくする、『粉骨』

ペット供養の災害対策について、最近選ぶ方が増えているのが粉骨です。
粉骨というのは、お骨を細かなパウダー状にするペット供養の方法の一つで、
お骨を1/3~1/4程度のサイズにすることが出来ます。

▼詳しくはこちらのHPをご覧ください。
『 ペットの遺骨パウダー加工(粉骨)専門サイト 』

お骨のサイズを小さくすることで、
お骨を納める骨壷も小さくすることが出来ます。

今まで複数のペットちゃんを見送られ、
その数だけお骨を手元供養している場合は
災害対策として特に有効なペット供養の方法と言えるでしょう。

また、お骨を移動させるうえで
「慎重に運ばないとお骨が崩れてしまう」といった
不安を持つ方もいらっしゃるかと思います。

粉骨をしてパウダー状にしていれば
それ以上お骨が変形することはありません。
お骨の崩れを気にせず持ち出すことが出来るのも
粉骨するメリットのひとつといえるでしょう。

しかし、粉骨はお骨の姿ががらっと変わるので
ご家族によっては抵抗のある供養の方法とも言えます。

一度粉骨を行うと、元の形に戻すことは出来ません。
じっくりと検討の上でお選びくださいね。

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『分骨』して、身に着けておく

全てのお骨を持ち出すことは出来なくても、
少量でもうちの子の生きた証を必ず持ち出したい。

そのような場合は、
分骨して普段からお骨を身に着けたり
大切に持ち歩いておくという方法があります。

ディアペットのお店でも、

「遺骨カプセルにお骨を納めて身に着けていれば、
 いざという時にそのまま避難出来る」

「自宅以外の場所で被災しても、
 一緒にいることが出来るね」

実際にそうお話されていた方もいらっしゃいました。

遺骨カプセルや、遺骨ジュエリーの他、
ミニ骨壷や桐製の骨壷やケースを使って
分骨される方は沢山いらっしゃいます。

また、わが子のお骨を安心して持ち歩きたい場合、
”割れない素材”であることは
ひとつのポイントと言えるでしょう。

遺骨カプセルやジュエリーの多くは金属製ですし、
ミニ骨壷でも金属製の割れない素材のものを見つけることが出来ます。

また、金属製に比べ絶対に割れないというわけではありませんが、
桐製の骨壷やケースは軽量で持ち歩きやすく、
遺毛などお骨以外の生きた証や小さな思い出の品も
一緒に納めることが出来るサイズのものもありますよ。

まとめ

災害時のお骨の持ち出し方についてお話してまいりました。

簡単にまとめると・・・

・全てのお骨を持ち出しやすくするなら、『粉骨』

・身に着けることで、
 少量でも必ず持ち出せるようにするなら、『分骨』

こちらでお話したことが、
どなたかのお役に立ちましたら幸いです。

災害時にはまず自身の身を守らなければ、
お骨を持ち出して避難することも叶いません。

大切なものを守るためには、
ペット供養についての災害対策だけではなく、
ご自身の身を守るための災害対策も必要不可欠となります。

どうかそれを踏まえて、ご検討くださいね。

最後に

旅立ったお子さまは、
誰よりも大切な家族に生きていて欲しいはず。

ご家族にとっての宝物がお子さまだとすれば、
きっとお子さまの宝物は、
『あなた自身』ではないでしょうか。

わが子の想いを大切にするためにも、
どうかいざという時には
何よりもご自身の命を大切になさってくださいね。