ペット仏壇・仏具の専門店として、2008年の創業以来、累計15万人以上のペット供養のお手伝いをしてきた「ディアペット」が、
ペットの火葬や葬儀、ペット供養、ペットロスなど、ペットの旅立ちにまつわることを、専門店ならではの視点でお伝えします。

ペット仏壇・仏具の専門店として、2008年の創業以来、累計15万人以上の供養のお手伝いをしてきた「ディアペット」が、火葬や葬儀、供養の仕方など、ペットの旅立ちにまつわることを、専門店ならではの視点でお伝えします。

「あれ、うちの子の骨壷ってこんなに大きいの?」 -お店でよくある骨壷のご相談-

ペット供養の豆知識

「うちの子、小さい子だったのに
 骨壷が想像以上に大きかったんです。
 サイズが合っていない気がする・・・」

そんなご相談を伺うことがあります。

骨壷のサイズを選んだことのある方というのは
ペット火葬を行ったことのある方に限定されますし、

「うちの子のペットの種類を伝えたら
火葬業者さんが骨壷を準備してくれたから
家族で骨壷のサイズは選ばなかったよ」

という方も多いはず。

だからこそ、いざ火葬が終わってから
「あれ、骨壷ってこんなに大きいの?」
感じる方が多いのだと思います。

 

骨壷の大きさはどう選ぶのか?

ずばり、頭蓋骨が入る直径のサイズを選びます。

お骨の中で一番大きな部分に合わせてサイズを選べば、
全てのお骨を骨壷に納めることの出来る
目安となっているんです。

その一番大きな部分が
頭蓋骨だというペットちゃんが多いので、
それに合わせて骨壷サイズを選ぶことを
ディアペットではおすすめしています。

※例外として、足の長い犬種だと頭蓋骨よりも
ひざ下のお骨の方が大きい場合もあります。

骨壷を大きく感じるのはなぜ?

お店でいろんなご家族とお話してきた経験上、
頭蓋骨をキレイに納めるサイズの骨壷を選ぶと
「うちの子にはちょっと大きいかも?」という
サイズになることが多いように感じています。

骨壷のサイズは直径によって〇寸と表記されています。

うちの子(ねこ)の場合だと、
4寸に納めている子と3.5寸に納めている子がいますが
4寸の子だと骨壷の半分くらいまでお骨が入っていて
3.5寸の子だと8割くらいまでお骨が入っています。

4寸に納まっている子たちは
確かに少し大きく感じていたのですが、
頭蓋骨がキレイに納まっているので
「これがうちの子のぴったりサイズなんだな~」
と実際に中をのぞいてみて感じました。

 

骨壷って、お骨を移し替えてもいいの?

「骨壷をぴったりサイズに
 してあげたいんだけど、
 新しく準備した骨壷に
 家族でお骨を移し替えてもいいの?」

そんなご相談を受けることもあります。

大事な家族の供養ですから、
ご家族で新しい骨壷に移し替えることには
何も問題はありません。

全てのお骨を移し替える方もいれば、
家族でお骨を分ける分骨を行うために
小さな骨壷に少しだけお骨を移す方もいます。


私のいるお店でもこんなに骨壷が並んでいます
この棚に並んでいるのはミニ骨壷という小さなもの

 


イラスト入りの可愛い骨壷もあります

 

骨壷は替えずに、小さく出来ないかな?

骨袋の種類によっては、
骨袋を替えてあげるだけで
サイズを小さく出来る場合があります。


左右の骨袋はいずれも中央にある4寸骨壷サイズです

左側の六角骨袋と呼ばれる骨袋は、
骨壷に対して背が高く、大きくなります。
対して右側の巾着タイプの骨袋だと、
骨壷自体のサイズとそこまで変わりません。

「小さな子だったから、
あの子らしい小さな印象にしてあげたい」

そんなお気持ちで巾着タイプに
着替えさせてあげる方もいらっしゃいます。

うちの子たちの骨袋も
撫ですぎて痛んでしまったこともあり
巾着タイプにお着換えしています。


ペンダントを付けてちょっとオシャレさせています

もっと骨壷を小さくしたい場合は
お骨をパウダー状にする粉骨という方法もあります。
粉骨はお骨自体の形状を大きく変える
供養の方法のひとつです。

▽粉骨についてはこんな記事を書いています。

 

家族の想いを叶えるペット供養を

新しい骨壷にお骨を移し替えたり、
骨袋を新しいものに替えてあげたり、
骨壷についてのお話をすると

「それって家族でしていいの?」

と、よく聞かれます。

私自身、ディアペットに勤めるまでは
骨袋さえ自身で替える考えがありませんでした。
替えてはいけないイメージすらあったのですが・・・

でも、そうしてあげたいと思うのは
旅立ったうちの子が大切だからなんですよね。

うちの子らしいサイズやデザインの
骨壷に移してあげたい。

骨袋も可愛いものに替えてあげたい。

大事に思っていなければ
そんな気持ちは生まれないはずです。

そして、大事に思うお気持ちは
きっとペットちゃんへ届いているはず。

ペット供養には、
「絶対こうしないといけない」という
決まりごとはありません。

ご家族で考えて、悩んで
「こうしてあげたい」と思われた供養の仕方が
ペットちゃんも一番安心なはず。

大事なうちの子を想いながら
お気持ちのままにご供養くださいね。